ふしぎのピークだったのか
25日。未明から夕まで、ふしぎな雨の一日となった。未明は約2時間。堰を切ったのだとしか思えない時間があった。遠近をうねるように交叉させつつ夜の底をさまよいつづけた感覚。12日。おだやかで澄んでいてどこか悲痛な視点に触れた。触れて、残った。つづけて交差点の未知どうしのコトバのない本質的な出逢についての引用。いや引用元の意図とは異なる解釈。この2つが引っかかった。そして、たぶん、落ちた。未知。非実在。VR。そんなことはどうでもよかった。まったく気にもならなかった。もしかして俺はバカなのかとは少しだけ思ったけど。そう思った時にはすでにのめりこんでいた。散見する叫び。泣き出す寸前のような顔。リアリティを考えたことはゼロ。最初からずっと超リアルだったのだ。夕日を10日あまりつなぎなおすことに全力を注いでいた。夜と昼は完全に逆転していた。その激情があるいは、ふだん開かない俺の中の何かをこじあけた、そんな気もしている。血がつながっている。肉親としか思えないほど共感が募っていった。たぶん、まだ、進行形。神経が、だからおそろしく過敏になっている。金沢でも過剰な反応が出ておかしくなりかけた。どうなってるのか、まったくつかめない。夕方の打合せにも過敏すぎる不安が出た。結果は真逆だったけど。この過敏さの芽は1週間くらいつづいていて、徐々にふくらんだもの。むかしから十月は、秋は過激に過剰になる傾向があった。とはいえ。もてあましている。今日25日が、正確には昨日がそのピークだったとはどこかで思っているが…