「愚かな親の愚かな子ども」を観た。傑作だった。世の中は奥が深いな
サッカーを観たあとツイッターに感想をと思ったらさすがにつながらず。リアルタイムなのだからムリもないな、とついでにユーチュープへ。ここではないどこかへを久しぶりにチェック。関連ムービーを見、つまらなかったので誰が作ったのかとたどったところ、そのお気に入り動画欄で「愚かな親の愚かな子ども」というみょーなタイトルを見つけた。ジャンプ。http://www.youtube.com/watch?v=mXU-KX9Ecikへ。これが思いがけないインパクトで3回繰り返し再生。登場するのは小学生くらいの女の子で、爆笑。さらに感動。何に感動したのかというと、映像の仕事をプロとして生きてきたおれの発想ではぜったいにできないだろうなというなんともナチュラルでリアルな1shotmovieに。できそうでプロだと試みきれないだろう、しなやかな感覚。つくったのがこども本人なのか、親なのか、兄弟なのか不明だけど、エフェクトを見ているとごくありきたりの2世代前くらいのiMovie風。つまり、いつでもどこでもほとんど無料で入手できるバンドルソフト、程度。にもかかわらが文字の出し入れ、カットの切り方、テンポいずれもまったく驚嘆するような切れの良さ。なんの屈託もなく楽々と笑いながら撮り仕上げていったようにしか思えない天性の歯切れよさ、チャンネル内のほかの作品をつづけて観たが、いずれも秀作。いやあ、思いがけず勉強をしてしまった気分。ブラジルの敗退は惜しかったけど、ツイッターが混んでいたおかげで思わぬ出会いあり。webというのはおもしろいな。際限のない予測不可能性の前に、ただただ呆然と笑うしかない。