2010 05/10 19:06
Category : 日記
多視点。複層的。対位。Twitter/Tweet-ともに、名詞【さえずり】動詞【さえずる】
モノローグ的会話
歓と愉 多元
音楽/ハレとケ コンサートとリビング
3つの暮らす 食べる/つくる。味わう 慰謝/いこう。くつろぐ 遊/あそび。趣味
2つの川、2つの時間 同時に2つのものが想いが欲求がこだわりが自分が存在している
みたくなる したくなる ……たくなる
http://ja.wikipedia.org/wiki/対位法
対位法(たいいほう)(独: Kontrapunkt。対旋律を表す語でもある。)は、音楽理論のひとつであり、複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちつつ互いによく調和させて重ね合わせる技法である。
対位法は、和声法と並んで西洋の伝統的音楽理論の根幹をなしている。ただし、和声法が主に楽曲に使われている個々の和音の類別や、和音をいかに経時的に連結するかを問題にするのに対し、対位法は主に「旋律をいかに同時的に組み合わせるか」という観点から論じられる。
一例を挙げると、輪唱の場合、和音の連続、つまり音と音の同時的なつながりの連鎖を意識して作られているというよりは、旋律を時間的にずらすこと、つまり音と音との経時的なつながりの堆積によって得られると考えるのが自然である。そこで輪唱は和声的というより対位法的な音楽であるということができる。
もっとも、和声法においても和音を連結する際に各声部の旋律の流れは論じられるし、対位法においても旋律間の調和を問題とする以上、音の積み重ねによって生じた和音を無視するわけではない。これら二つの理論の違いは観点の相違であって、全く相反するような性質のものではない。
特に初期の和声法ほど各声部の対位法的な扱いを重視しているのは、音楽理論としては対位法の方が先にあり、後からできた和声法が対位法の影響を多分に受けているからである。
また対位法とは、狭義にはフックスの理論書を淵源とする厳格対位法(類的対位法)の理論、並びにその実習のことであり、作曲の理論・実習のひとつである。
多声音楽(複数の声部からなる音楽)そのものの起源は定かではないが、今日まで続く対位法の技法・理論は中世の教会音楽に端を発している。9世紀頃、単声のグレゴリオ聖歌に対して4度あるいは5度で平行する旋律を付加する、オルガヌムと呼ばれる唱法が出現した。当初、オルガヌムにはリズム上の独立性はなく、一つの音符に対しては一つの音符が付加された。“対位法”(counterpoint)という語の語源はラテン語の“punctus contra punctum”(点対点、つまり音符に対する音符)であり、ここに由来する。
11世紀には、平行進行のみでなく反進行や斜進行も用いられる自由オルガヌムが用いられたが、リズム的には一音符対一音符のままであった。12世紀になって、単声を保続音としてその上により細かい音符を付加する、メリスマ的オルガヌムの技法が現れた。
アルス・アンティクアの時代(12世紀中頃~13世紀末)には、声部の数がそれまでの二声から、三声、四声へと拡大し、オルガヌムもより複雑化した。アルス・ノーヴァの時代(14世紀)に至ると、それまでの定型的なリズムに替わって、より多様なリズムも用いられるようになった。また、オルガヌムのように既存の旋律に付加する形をとるのではなく、音楽全体を新たに作曲する傾向も生まれた。
ルネサンス期(15世紀 - 16世紀)になると、各声部の独立性はさらに明確化した。ルネサンス末期に現れたパレストリーナの様式は対位法の模範とされる。またルネサンス末期には、旋律と旋律の積み重ねによってではなく、和音と和音との連結によって音楽を創る「和声」の発想が現れ、以後バロック期にかけて次第にこの発想が支配的となっていった。
18世紀に入ると、教会旋法による音楽は次第に廃れ、長調・短調による調性的な音楽が主流となり、それに伴い対位法にもますます和声的な発想が入り込むようになった。それまで合唱、つまり声楽と共に発展してきた対位法が、この時代に至ると器楽も発達し、それに伴って器楽的対位法と言われる新たな音楽語法が現れた。この時代に活躍したJ.S.バッハの作品はそれまでの対位法的音楽の集大成であると同時に、和声的な音楽語法をも用いたものであり、音楽史上一つの転換点であるとみなされる。
古典派やそれに続くロマン派の時代では、各声部が独自性を保っているポリフォニー的な音楽ではなく、一つの旋律に和声的な伴奏が付随するホモフォニー的な音楽が支配的となった。また、興味の方向が超絶技巧などの名人芸や楽器の改良など速度や音色へと変化したこともあって、対位法を駆使した楽曲は和声的な楽曲に比べて劣勢であったが、作曲技法の修練としては教育的価値を認められ存続していた。
現代では、対位法的発想は以前とは全く異なった形で現れている。例えば十二音技法では、音列によって音組織が秩序づけられるので、音列を用いた旋律が重ねられたりすればそこには対位法的な発想を認めうる。この場合、音選択が問題であり、結果として生じた音程は偶発的な存在である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/カノン_(音楽)
カノン(canon)は、複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始して演奏する様式の曲を指す。一般に輪唱と訳されるが、輪唱が全く同じ旋律を追唱するのに対し、カノンでは、異なる音で始まるものが含まれる。また、リズムが2倍になったり、上下または左右(時間の前後)が逆になったような特殊なものをも含む。有名な『パッヘルベルのカノン』(パッヘルベル)は、3つの声部が全く同じ旋律を追唱し(ただし同時に終わるために最後がカットされる声部がある)それに伴奏が付けられたものである。ポリフォニーの一つの典型である。
ルネッサンス時代には合唱曲において頻繁にカノン様式が用いられ、多くのカノン技法はこの時代に生まれた。古くはフーガと称され、ジョスカン・デ・プレやパレストリーナらの「フーガによるミサ」はカノン様式による作品である。主題以外の旋律に自由が許されているフーガと、旋律を厳密に模倣するカノンは、今日明確に区別されている。バッハはカノンやフーガに多くの最高傑作とされる作品を残している。
18世紀以降には、ホモフォニーの音楽が主流になったため、このような技法が使われることは少なくなるが、曲の一部として取り入れられる場合も少なくない。モーツァルトの交響曲41番やベートーヴェンの交響曲第9番の終楽章の一部では、カノンが効果的に取り入れられた部分がある。また、フランクのヴァイオリンソナタの最終楽章はほぼ完全にカノンの体裁をとる。
20世紀にはいると、12音音楽などの発展の中で対位法が重視されるようになったため、また用いられることが多くなっている。
追複曲(ついふくきょく)という訳語があるが、ほとんど使われることはない。
声部相互の音程間隔
カノンの各声部が同じ旋律を異なる音で開始して示した場合、声部間の音程差を持って「二度のカノン」「三度のカノン」・・・などと称する。各声部が同じ音で始まる場合には、これらと区別して「同度のカノン」とよぶ。バッハは「ゴルトベルク変奏曲」において、同度から九度にいたる9つの音程差のカノンを示した。
反行カノン・逆行カノン
カノンの追唱が旋律を上下転回されている場合、これを反行カノンと呼ぶ。また追唱が左右(時間の前後)を逆にされている場合、これを逆行カノンと呼ぶ。逆行カノンは各旋律が左右から行き違う様から蟹行カノンとも呼ばれる。
拡大カノン
カノンの追唱において旋律のリズムが整数倍になっている場合、これを拡大カノンと呼ぶ。リズムが2倍になっている場合、その追唱が旋律全体の中ほどまで歌ったところで曲が終了することになる。
多重カノン
2つの旋律が2つの追唱によって模倣される場合、これを「二重カノン」と呼ぶ。同様に旋律が3つなら「三重カノン」、4つなら「四重カノン」のように呼称される。バッハの楽譜を差し出した姿の有名な肖像画に書かれている楽譜は三重カノンである。
謎カノン
特定の様式を指す名称ではなく、ルネサンス期からバロック期にかけてしばしば用いられたカノンの記譜法である。楽譜には単旋律が記され、そこに追唱の開始点や音高などを示した記号がつけられた。演奏者はその記号に従って追唱を補い、曲を完成させることになる。今日も輪唱において同様の記譜法が用いられることがある。
J.S.バッハ - 2声のインヴェンション2番(BWV773)、音楽の捧げもの(BWV1079)の10のカノン、ゴルトベルク変奏曲(BWV988)の9つのカノン、14のカノン(BWV1087)など、カノン手法による多くの作品を残す
モーツァルト - 俺の尻をなめろ、アレルヤ、支度をせよ(他約30曲以上現存する)
ベートーヴェン - 永遠にあなたのもの、新年おめでとう(他約50曲以上現存する)
シューベルト - サンクトゥス(など数曲現存する)
ショパン - カノン ヘ短調(未完)、3声のカノンの低音譜(2曲のみ)
メンデルスゾーン - 2声のカノン(他10曲現存する)
ベルリオーズ - 3声のカノン(消失)、5度の自由カノン(2曲のみ)
ブルックナー - 今日、親友クローゼがガウゼに(1曲のみ)
ヒンデミット - 4声のカノン(約30曲以上現存する)
モノローグ的会話
歓と愉 多元
音楽/ハレとケ コンサートとリビング
3つの暮らす 食べる/つくる。味わう 慰謝/いこう。くつろぐ 遊/あそび。趣味
2つの川、2つの時間 同時に2つのものが想いが欲求がこだわりが自分が存在している
みたくなる したくなる ……たくなる
http://ja.wikipedia.org/wiki/対位法
対位法(たいいほう)(独: Kontrapunkt。対旋律を表す語でもある。)は、音楽理論のひとつであり、複数の旋律を、それぞれの独立性を保ちつつ互いによく調和させて重ね合わせる技法である。
対位法は、和声法と並んで西洋の伝統的音楽理論の根幹をなしている。ただし、和声法が主に楽曲に使われている個々の和音の類別や、和音をいかに経時的に連結するかを問題にするのに対し、対位法は主に「旋律をいかに同時的に組み合わせるか」という観点から論じられる。
一例を挙げると、輪唱の場合、和音の連続、つまり音と音の同時的なつながりの連鎖を意識して作られているというよりは、旋律を時間的にずらすこと、つまり音と音との経時的なつながりの堆積によって得られると考えるのが自然である。そこで輪唱は和声的というより対位法的な音楽であるということができる。
もっとも、和声法においても和音を連結する際に各声部の旋律の流れは論じられるし、対位法においても旋律間の調和を問題とする以上、音の積み重ねによって生じた和音を無視するわけではない。これら二つの理論の違いは観点の相違であって、全く相反するような性質のものではない。
特に初期の和声法ほど各声部の対位法的な扱いを重視しているのは、音楽理論としては対位法の方が先にあり、後からできた和声法が対位法の影響を多分に受けているからである。
また対位法とは、狭義にはフックスの理論書を淵源とする厳格対位法(類的対位法)の理論、並びにその実習のことであり、作曲の理論・実習のひとつである。
多声音楽(複数の声部からなる音楽)そのものの起源は定かではないが、今日まで続く対位法の技法・理論は中世の教会音楽に端を発している。9世紀頃、単声のグレゴリオ聖歌に対して4度あるいは5度で平行する旋律を付加する、オルガヌムと呼ばれる唱法が出現した。当初、オルガヌムにはリズム上の独立性はなく、一つの音符に対しては一つの音符が付加された。“対位法”(counterpoint)という語の語源はラテン語の“punctus contra punctum”(点対点、つまり音符に対する音符)であり、ここに由来する。
11世紀には、平行進行のみでなく反進行や斜進行も用いられる自由オルガヌムが用いられたが、リズム的には一音符対一音符のままであった。12世紀になって、単声を保続音としてその上により細かい音符を付加する、メリスマ的オルガヌムの技法が現れた。
アルス・アンティクアの時代(12世紀中頃~13世紀末)には、声部の数がそれまでの二声から、三声、四声へと拡大し、オルガヌムもより複雑化した。アルス・ノーヴァの時代(14世紀)に至ると、それまでの定型的なリズムに替わって、より多様なリズムも用いられるようになった。また、オルガヌムのように既存の旋律に付加する形をとるのではなく、音楽全体を新たに作曲する傾向も生まれた。
ルネサンス期(15世紀 - 16世紀)になると、各声部の独立性はさらに明確化した。ルネサンス末期に現れたパレストリーナの様式は対位法の模範とされる。またルネサンス末期には、旋律と旋律の積み重ねによってではなく、和音と和音との連結によって音楽を創る「和声」の発想が現れ、以後バロック期にかけて次第にこの発想が支配的となっていった。
18世紀に入ると、教会旋法による音楽は次第に廃れ、長調・短調による調性的な音楽が主流となり、それに伴い対位法にもますます和声的な発想が入り込むようになった。それまで合唱、つまり声楽と共に発展してきた対位法が、この時代に至ると器楽も発達し、それに伴って器楽的対位法と言われる新たな音楽語法が現れた。この時代に活躍したJ.S.バッハの作品はそれまでの対位法的音楽の集大成であると同時に、和声的な音楽語法をも用いたものであり、音楽史上一つの転換点であるとみなされる。
古典派やそれに続くロマン派の時代では、各声部が独自性を保っているポリフォニー的な音楽ではなく、一つの旋律に和声的な伴奏が付随するホモフォニー的な音楽が支配的となった。また、興味の方向が超絶技巧などの名人芸や楽器の改良など速度や音色へと変化したこともあって、対位法を駆使した楽曲は和声的な楽曲に比べて劣勢であったが、作曲技法の修練としては教育的価値を認められ存続していた。
現代では、対位法的発想は以前とは全く異なった形で現れている。例えば十二音技法では、音列によって音組織が秩序づけられるので、音列を用いた旋律が重ねられたりすればそこには対位法的な発想を認めうる。この場合、音選択が問題であり、結果として生じた音程は偶発的な存在である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/カノン_(音楽)
カノン(canon)は、複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始して演奏する様式の曲を指す。一般に輪唱と訳されるが、輪唱が全く同じ旋律を追唱するのに対し、カノンでは、異なる音で始まるものが含まれる。また、リズムが2倍になったり、上下または左右(時間の前後)が逆になったような特殊なものをも含む。有名な『パッヘルベルのカノン』(パッヘルベル)は、3つの声部が全く同じ旋律を追唱し(ただし同時に終わるために最後がカットされる声部がある)それに伴奏が付けられたものである。ポリフォニーの一つの典型である。
ルネッサンス時代には合唱曲において頻繁にカノン様式が用いられ、多くのカノン技法はこの時代に生まれた。古くはフーガと称され、ジョスカン・デ・プレやパレストリーナらの「フーガによるミサ」はカノン様式による作品である。主題以外の旋律に自由が許されているフーガと、旋律を厳密に模倣するカノンは、今日明確に区別されている。バッハはカノンやフーガに多くの最高傑作とされる作品を残している。
18世紀以降には、ホモフォニーの音楽が主流になったため、このような技法が使われることは少なくなるが、曲の一部として取り入れられる場合も少なくない。モーツァルトの交響曲41番やベートーヴェンの交響曲第9番の終楽章の一部では、カノンが効果的に取り入れられた部分がある。また、フランクのヴァイオリンソナタの最終楽章はほぼ完全にカノンの体裁をとる。
20世紀にはいると、12音音楽などの発展の中で対位法が重視されるようになったため、また用いられることが多くなっている。
追複曲(ついふくきょく)という訳語があるが、ほとんど使われることはない。
声部相互の音程間隔
カノンの各声部が同じ旋律を異なる音で開始して示した場合、声部間の音程差を持って「二度のカノン」「三度のカノン」・・・などと称する。各声部が同じ音で始まる場合には、これらと区別して「同度のカノン」とよぶ。バッハは「ゴルトベルク変奏曲」において、同度から九度にいたる9つの音程差のカノンを示した。
反行カノン・逆行カノン
カノンの追唱が旋律を上下転回されている場合、これを反行カノンと呼ぶ。また追唱が左右(時間の前後)を逆にされている場合、これを逆行カノンと呼ぶ。逆行カノンは各旋律が左右から行き違う様から蟹行カノンとも呼ばれる。
拡大カノン
カノンの追唱において旋律のリズムが整数倍になっている場合、これを拡大カノンと呼ぶ。リズムが2倍になっている場合、その追唱が旋律全体の中ほどまで歌ったところで曲が終了することになる。
多重カノン
2つの旋律が2つの追唱によって模倣される場合、これを「二重カノン」と呼ぶ。同様に旋律が3つなら「三重カノン」、4つなら「四重カノン」のように呼称される。バッハの楽譜を差し出した姿の有名な肖像画に書かれている楽譜は三重カノンである。
謎カノン
特定の様式を指す名称ではなく、ルネサンス期からバロック期にかけてしばしば用いられたカノンの記譜法である。楽譜には単旋律が記され、そこに追唱の開始点や音高などを示した記号がつけられた。演奏者はその記号に従って追唱を補い、曲を完成させることになる。今日も輪唱において同様の記譜法が用いられることがある。
J.S.バッハ - 2声のインヴェンション2番(BWV773)、音楽の捧げもの(BWV1079)の10のカノン、ゴルトベルク変奏曲(BWV988)の9つのカノン、14のカノン(BWV1087)など、カノン手法による多くの作品を残す
モーツァルト - 俺の尻をなめろ、アレルヤ、支度をせよ(他約30曲以上現存する)
ベートーヴェン - 永遠にあなたのもの、新年おめでとう(他約50曲以上現存する)
シューベルト - サンクトゥス(など数曲現存する)
ショパン - カノン ヘ短調(未完)、3声のカノンの低音譜(2曲のみ)
メンデルスゾーン - 2声のカノン(他10曲現存する)
ベルリオーズ - 3声のカノン(消失)、5度の自由カノン(2曲のみ)
ブルックナー - 今日、親友クローゼがガウゼに(1曲のみ)
ヒンデミット - 4声のカノン(約30曲以上現存する)