不完全燃焼。
としかいいようがない。中途半端な編集を中途半端なところで切り上げた。いや、切り上げられた。収めどころがなく、蒲田について渡辺と30分立ち話したが解消せず。まだ若いのに、みんなほんとうに巧言だけはたけていて感心するほかにない。

23:00
飯を食いコーヒーを淹れ3杯飲んでタバコを立て続けに5本灰にしたところで、飽きた。自分の考えではありませんがと、当人を20cmの距離においたまま誠実な声音で言って見せた伝言おとこ。10日近く前の27時間editの途中で無意味に気づいたと言ってのけた二枚舌おとこ。まだそれぞれが若く、さかりのさなかの歳ながら、その他人事ぶりはどこからくるのか。おれは今日、なぜあの場所にいなければいけなかったのか。矢を放ち、軌道を修正しつつやっと的に当たり出した瞬間に、どうして今日はここまでと口を出せるのか。負けつつあるゲームではあるが、なんと負けっぷりの悪いおとこたちなのか。歳だけは若いのに朽ち果てたような1日をどうして終われるのか。なぜ進むほど、腐っていくのか。スタジオに入って、踏みとどまる気力が失せ、ここには一瞬もいたくないと感じたのははじめての体験。シ・オ・ド・キなのか、ほんとうに。割り切ることすらめんどうになっている。

0:40
嵐のような風。窓を開け公園の樹木のざわめきをしばらく眺める。群雲に十七夜の月が見え隠れ。鎮まるにつれ、問題が自分へと向かっていく。うんざりしどうでもいいのだと思っているのは、おれ自身であることがしみじみと。キャプチャーされた画像が少し前に送られてきたのでiPhotoで一覧。ややクラシックな色調とデザインを眺めながら、悪くないなと思いはじめていた。この嵐で憂さが飛ばされてしまえば…