その村のこと
スタジオに向かうまでの時間を眠らないように過ごしていて
いくつかのことを思い出したのでメモがわりに星菫派にメール。
ついでに備忘録としてコピーしておく。
長岡がムービーをスタジオにもってきて見せてくれたのは
岩手・宮城内陸地震が発生する前の夜13日だった。


------ Forwarded Message
> From: Toru Mashiko
> Date: Mon, 16 Jun 2008 09:20:04 +0900
> To: digital-japanesque
> Subject: [digital-japanesque:00069] その村のことなど
>
> 岩手・宮城内陸地震のニュースを見ながら
> 栗駒町のことがしきりと出てくるので
> 佐々木洋一のことが気になって仕方ない。
> 彼が「ささやんか村」の名で発表した場所は
> 郷里の栗駒町だった。
> こころにしみいるような「こきょう」の
> ようすが流れるたびに胸が痛んでならない。
> 湯治部と星菫派発祥の地ともいえる場所だから。
>
> その場所のことを彼の詩は
> こう書き出していた。
>
>   「もしも旅行嫌いのあなたが
>    美しい夢を見たいと
>    寂しい追憶の果てで思ったら
>    私の村 ササヤンカの村へ
>    そんなかすかな勇気をみやげに
>    旅行の一歩三歩三十歩を寄せてください」
>
> と。
> この詩を山下亜美と中田浩二のデュオで読んでもらい
> 星菫派音楽顧問菊池正志
> http://www.cityfujisawa.ne.jp/~kikumasa/
> の曲と石塚俊のパーカッションを添えた。
> 音響構成を担当したのはミューズの吉田
> MixはTSPの三上信一。
> 録音は六本木地下の突き当たりMAルーム。
> 浜田豊も山岡もまだアシスタントで
> 映像をつないだのは小深田だった。
> 「風のささやんか村」の冒頭でもある。
> ゼロエミ編集の佳境に顔を出した長岡が
> 渡辺のノートブックにつないで見せてくれたのは
> 彼もまた、このあたりの消息を思い出していたのだと
> ふと今朝になって気がついた。
> 栗駒山はまた、
> ついこの間まで湯治部の「ブナの原生林」ロケ地の候補だった場所。
> シャーウッド用にロケ寸前まで動いたのが去年の初夏。
> あの光景のどこにおれたちがいてもおかしくはない。
> つぶれてしまった温泉宿の一階で
> 湯治部チームが早朝の森の撮影を終え
> 朝飯食べながら作戦を練っていても
> 不思議じゃない。はず。
>
> 佐々木洋一は、ぶじだろうか。
> ささやんか村は、ぶじだろうか。
>
> ※編集室で見た長岡の映像は以下のパート
> http://homepage.mac.com/torum_3/r1118/iMovieTheater152.html
> 倉持さん、また行きましょう。
> 北へ。ね。
>
>
> 佐々木洋一(ササキヨウイチ)
> 1952年3月31日、宮城県栗駒町に生まれる。1969年「詩人会議」新人賞佳作入選。
> 1971年第一詩集『4と童と永遠に』(秋津書店)刊。1972年詩誌「野音」創刊に参加。詩
> 誌「方」同人、「詩人会議」に加入。以後、詩作活動に。1994年日本現代詩人会に加
> 入。1996年日本詩人クラブに加入。1998年第27回壷井繁治賞受賞。宮城県芸術選奨受
> 賞。1999年第1回白鳥省吾賞選考委員となる。2000年県芸術祭文芸賞受賞。2001年
> 第51回H氏賞選考委員となる。
> http://homepage.mac.com/mctokio/Japanesque/PhotoAlbum885.html
>
>
>

------ End of Forwarded Message