2007 11/15 00:39
Category : 日記
「瑞兆」とゆうべ書いたが、まさしく瑞兆となった。
朝から夜八時まで爆睡している間に数通の「知らせ」が届いていた。
あれから6年間埋火となっていた熾に新しい薪と薫風が加えられた。
動き出すときは、きっとこういうものなのだろう。
閉ざされていた靄が一気に晴れた。そんな気分だ。
11月14日。さらに記憶すべき日付となる。
未開の自然の中に人々が住むということは、
漆黒の闇を松明の灯で照らすようなもので、
それが啓蒙であり開明であった。
もっともカイメイには晦冥という字をあてることもあるが、
晦も冥も暗いということなので、
開明とはまったく逆の意味になる。
「開明とは、光なのですね」
「しかし、それは闇を松明の灯で照らすようなもの。
そこだけは明るいが、周囲の闇はよりいっそう
暗さがきわだつ。灯がなければ、闇は闇ではない」
「では、闇のままであった方がよかったと?」
「いや、人が生きるということは、
闇をひらくということにつながります。
《晦冥》を知ることが
すなわち《開明》であると申しておきましょう」
-夢熊野-紀和鏡より
朝から夜八時まで爆睡している間に数通の「知らせ」が届いていた。
あれから6年間埋火となっていた熾に新しい薪と薫風が加えられた。
動き出すときは、きっとこういうものなのだろう。
閉ざされていた靄が一気に晴れた。そんな気分だ。
11月14日。さらに記憶すべき日付となる。
未開の自然の中に人々が住むということは、
漆黒の闇を松明の灯で照らすようなもので、
それが啓蒙であり開明であった。
もっともカイメイには晦冥という字をあてることもあるが、
晦も冥も暗いということなので、
開明とはまったく逆の意味になる。
「開明とは、光なのですね」
「しかし、それは闇を松明の灯で照らすようなもの。
そこだけは明るいが、周囲の闇はよりいっそう
暗さがきわだつ。灯がなければ、闇は闇ではない」
「では、闇のままであった方がよかったと?」
「いや、人が生きるということは、
闇をひらくということにつながります。
《晦冥》を知ることが
すなわち《開明》であると申しておきましょう」
-夢熊野-紀和鏡より