午後一時半過ぎて
終わった。地上に出てタクシーを拾い、咲きはじめた沿道の桜をながめながら帰る。終わったものをプレビューしながら、熱戻らず。なんと中味の何もないくだらない世界なのかとしみじみため息が出た。怒りも消えて、ただひたすら眠かった。またたびにやられたネコのように腰が砕けそうだった。こんなものをなぜマジメにつきあって3週間に5回も撮りに行っていたのか。ふしぎ。