2006 11/24 06:05
Category : 日記
いつのまにか歳時記らしくなっていた。昨日の午後からぽかんと時間が空いたので、進めたら朝になっていた。明け方に切り出したのは冬の雪だるまロケ。九死に一生となった12月25日のシーンをキャプチャーしながら、前から向ってくる雪玉がレンズ前のガラスにぶつかったと感じた瞬間に、後頭部に激しい衝撃があり雪に埋もれた。埋もれながら、雪玉がどうして前から飛んできたのに後ろからぶつかったのか、と奇妙がっていた。特機の山家さんが飛び込んできて雪をかき分け、「カントク!」と呼ぶまでの何秒間かの間、痛みも何も感じないままボウゼンと雪玉がどうして後ろからぶつかってきたのだろうか、なぜこんなにおしつぶされるほどに巨大になったのだろうか、とそのことばかり考えていたことを思い出した。23日に猛吹雪の会津入りし26日の猛吹雪の中を帰った。25日その一日だけ雲ひとつない青空が広がっていた。キズひとつなかったのだから、あれは罰ではなく、奇蹟なのだ、一年経って、いまはそう思う。