経過6: 何も願わず何も語らず
送信:2005年 7月 13日 水曜日 3:05 PM

土俵に上がって仕切りにかかった男に
水かけるにしても、やり方があるだろう。
いったいいつからはじまった立ち会いだよ。
徳利かたてに桟敷気分か。

意を尽くすつもりで迷惑覚悟の長メール連打は
伊達や酔狂と思ったか。
算盤の先にも算盤しかないのならそこまで。

音楽は、いらない。
波音、鳥の声、杜を渡る風。蝉時雨。
あの島で圧倒され、
一瞬は全スタッフがぼう然と立ち尽くした
あの音だけでいこうじゃねえか。
古川、さらに余力を絞り出せ。
あの驚きを可能な限り引き出してくれ。
Webにアップした荒篇に追加するシーンは砂嵐のみだ。

38.5℃。
奄美熱は胸の中からはい出し
今日はカラダそのものに行きわたってくれている。

一首、著作権者に無断で引用。

  [何も願わず何も語らず我と我が貧しき夢と君のほかには]福島泰樹