経過4Re: パラダイス、である。
Re: [japanesque:00230] パラダイス、である。

深夜モードを通り越して夜が明けてしまった。
荒編したものをDVDに落とし、
たったいまテレビで見たところ。
「イヤイヤ詰めた」と、
さっき書いたが、豹変した。
取り消しておきたい。
あっちもいいが、こっちはもっといい。

「極上至極な楽」と企画書に書いたが
south paradiseは、そのままの一本となった。
ある日、流れる雲を見上げ
ここではないどこかへ…
と思い立った男あるいは女が向うのは
あふれるような生命力がみなぎる南、である。はず。

なぜなら、つかれたいのちは
いのちによってなぐさめられ
励まされるほかないのだから。

で、男あるいは女は、南へ向う。
そして46億年と出会うのだ。
それは水と樹木。
いいかえれば細胞の源と酸素の供給源。
この二つが可能な限りあるべき姿で
つまりpureな状態で維持されている場所。
ひとは、水でできている。
いや、はるか昔、彗星によって運ばれた水の粒子が
この過剰なほどいのちあふれる星の起源だったという。
奄美をひらけば「あまみ」。天の水と読めるから
というのはちと強引だけどね。
あそこには本質的に
つかれたいのちを慰謝してくれる
濃密でpureなものがあるのだと思う。

雲を見て南に誘われた
男あるいは女=わたしあるいはあなた=わたしたちは
そのsouthで水と空気と樹木にふれることで
もしかしたら女あるいは男に出会うことで
自分の中に秘められた可能性=想像力=夢見る力と
いつか再会することになる。はずです。そうなればいい…

5分足らずで、と思っていたが
見直して、そういうことが暗喩できている、
と感じられた。

おとなしい感じの真っ白な服をまとって南に向った
男あるいは女は やがて
あざやかなオレンジ色の服を着たもうひとりの自分と出会う。
その赤い服をまとって南で過ごすのは、いわば夢の時間。
太古の家=夢の跡を目にし
あざやかな花=生きている夢を手にし
息苦しいほどオゾンが充満した森=明日の夢に遊び
すべてのいのちの源となった海辺で再び真っ白な服に戻る。
しかしその服は潮風にあおられ荒布のようにはためいている。
風に布をなびかせて、男あるいは女は昂然と顔を上げて
波うちぎわを歩いていく。帰るべき場所に向っていく。
目を上げた先には巨大なオレンジ色の夕日が燃えている。

慰謝と再生。
これが極上至極なリゾートライフの本質であります。
疲れていることを自覚できようとできなかろうと
ひとは根源的に、なぐさめられ力づけられることを望みます。
生きていることは愉しいことだ、と囁かれます。
南に向うとは、そういうことなんだね。
だってひとは南からやって来たのだから。

さて、なんでPDPなんだ?
ま、いいじゃん。
South paradiseをpurevisionで見たら
そりゃ一目瞭然。眼からウロコだもの。
south paradise7.12
http://homepage.mac.com/mctokio/amami05/iMovieTheater729.html
パスワード2005


プレゼンまでにひとねむりしておきたいので
今朝は、ここまで。