彼岸の悲願。愛をこめて。
件名: [japanesque:00052] 彼岸の悲願。
送信日時: 2004年 9月 23日 木曜日 7:09 AM
差出人: Toru Mashiko
返信先: japanesque@sml-z4.infoseek.co.jp
宛先:東京星菫派

眉のような三日月から40倍ズームの十六夜まで。


盛夏8月の5日に舘岩村湯の花温泉郷で
テスト撮影を兼ねスタートした
digitalHD900を使って、はや三年。

パイロット版とはいえ
ほぼ100%のHD900で世に出すカタチが整ったこと報告します。
禁じていた2001年8月の月の出のカットも
めでたくHD出しのHD編集という本筋で使うことができた。

1.watermoon 約4分
2.in midsummer 約2分
3.moonlight 約4分

時間にすればわずか10分に過ぎない小品だけど
エキスだけを詰め込んだ性根を据えた力作となっている。
それぞれを商品として展開するなら
4分はそのまま4倍5倍の長さとして成立するものになっています。

当面、このパイロット版は
DigitalJapanesque_archiveシリーズのサンプルとして用いられますが
同時にDigitalJapanesqueの母型ともなります。
融通無碍な如意棒のようなものと考えてください。

大人の絵本シリーズになるのか
美術館のミュージアムグッズになるのか
イベント用の必殺アイテムになるのか
あるいはCG2000で広瀬教授が話していた
ミックスドリアリティ時代の良き伴りょとなるのか
ある秋の夏休みで雅叙園や黒川温泉の
囲炉裏の部屋に置かれたPDPの必須ソフトになるのか

秋と冬をHD900で収めたら
来年のはやい時期に
パンドラの箱が開くことになるでしょう。
(もちろんパンドラの最後には「希望」がひそんでいる)

彼岸の朝に
眉のような月が満ちていき満月へと変容していく
夢のような4分に添えられた笛の音を聴きながら
ワタクシは笑いが止まりません。

折りをみてDVDに落とし
DJ関係スタッフのみなさんに配ります。
16:9のワイド画面用にスクイーズしてあるため
4:3のテレビではきちんと再生できないので
そろそろHD対応のワイドテレビかPDPへの買い替えを
お勧めします。(よけいなことだけどね)
ほんとうにそのくらい出来が素晴らしい。

秋風が吹くまでにと考えていたら
ちょうど彼岸になっちやった。

しっかり端緒をきりましたので
そろそろご期待くださいな。



   愛をこめて 
2004.9.23朝  T.M