《グリーン・デスティニー 電視版》vol1★★★★★
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映画のグリーン・デスティニー がそぎ落としてしまったことで分かりにくかった部分が
たぶんこれですっきりとするのだろう。
ツタヤオンラインの解説によれば
「天下の名剣を巡る闘いを描いた大ヒット劇場公開作品『グリーン・デスティニー』の完全版とも言える台湾のTVシリーズ。1920年代に王度廬によって書かれた武侠小説「臥虎蔵龍」を基に、映画では一部分しか明かされる事がなかったその全てを、全34話からなるエピソードで忠実に再現。壮大な中国大陸で撮影された迫力のワイヤー・アクションも見所。「グリーン・デスティニー」をより深く網羅できる、見応え満載のTVシリーズです!」
とあるが、第1巻を見た段階では、ほぼ納得。
この手の原作はワイヤーアクションの派手さだけが取り上げられ
水滸伝以来、れんめんとつづく中国ならではの官に叛旗を翻す武侠小説のだいご味が
お留守になっていることが多く、失敗作が多かったが
この《グリーン・デスティニー 電視版》は、かなりマシなのではないか。
《24》を見てから、特に感じることだけど
映画の二時間余りという興業ニーズだけで決定された時間枠は
ひとつの限界にきているのではないか。

《マトリックス》をまとめて見て、そんな思いが濃かったところに
《グリーン・デスティニー 電視版》を見始めたからか。

香港、台湾、中国が《ワイヤーアクション》のくびきから離れたら
はたしてどんな映画世界になるのか。