《シンセミア》春に難渋。
キャプチャーしたデータをもらいがてら外に出たら
いきなり真冬の寒さになっていて目が覚めてしまった。

戻ってから4時間、梅田で見かけた菜の花の群れを
思い浮かべながらまどろんで゜いた。
なぐりつけるような北風を5分からだに受けただけで
眠気が吹き飛ぶ。
春は、名のみとはいうが。

阿部の《シンセミア》上巻がまだ終わらない。
山形県神町の人間模様はページをめくるたびに混迷を深めていく。
春のまどろみのなかで読みはじめるような代物じゃなかったかもしれない。