《TAPE》★★★★★★!!!
件名: [tojibu3:00526] TAPE
送信日時: 2004年 2月 25日 水曜日 1:54 AM


場所はモーテルの一室。登場人物は三人。音楽無し。

芝居の映像化はたいてアップの多用で失敗します。
でも引いているだけだと舞台の迫力はなぜか出ない。
映画は、そもそもが芝居を再現するものだった
にもかかわらず、ね。

舞台劇のような制約を使いながら
映像でしか出来ないことをやってのけちゃった
天才の映画をいま見終わったので、興奮してます。

もしかしたらミニシアターなどで
ご覧になっているかも知れませんが
ぼくは偶然、昨日ツタヤで借りました。


タイトルは「TAPE」
いわゆる典型的なインディペンデントムービーです。
でもとてもゴージャスクールな一本です。
監督はリチャード・リンクレイター。
三人の出演者は
イーサン・ホークユア・サーマン夫妻とロバート・ショーン・レナード。


ぼくはDVDをレンタルしましたが
この作品に限ってVHSでもOKです。
画質を上回る「なかみ」。
こういうのはまず、無いと思っていたのに。


テレビが「24時間」という掟破りをしてしまったら
映画に残された可能性はあるいはこういうものなのかな、
なんて考えさせられています。
webで知ったのですが、リチャード・リンクレイターの作品には
『恋人までの距離<ディスタンス>』
『ニュートン・ボーイズ』
『ウェイキング・ライフ』などがあるらしい。

ロケハンから戻ったら
『ウェイキング・ライフ』を借りてこようと思ってます。




ひとねむりしたら羽田に行って
今日は山口ロケハンです。





以下はとりあえず公式HPから抜粋+++++++++++++
http://www.mediasuits.co.jp/tape/

 アメリカのインディペンデント映画界を代表する才人監督のひとりとして、いつも革新的な作品を世に送り出している。この『テープ』は近年の彼のベスト作品として全米では高い評価を受けた。

 1960年7月30日、テキサス州ヒューストン生まれ。サム・ヒューストン州立大学を卒業後、車や石油採掘に関する仕事を経て、映画を撮り始める。88年に自身で製作・脚本・主演・撮影なども兼ねた短編It's impossible to learn to plow by reading booksを演出。そして、91年にはオースティンの大学街の様子をドキュメンタリー・タッチで描いたSlacker(91)で本格的に監督デビューする。この作品はこの年のサンダンス映画祭で高い評価を受け、リンクレイターはその才能が注目される存在となった。93年には70年代中期テキサスのティーンたちの生態を描いた『バッド・チューニング』(93/ビデオ発売のみ)を監督するが、この作品にはミラ・ジョヴォヴィッチ、マシュー・マコノヒー、ベン・アフレック、パーカー・ポージーなど、未来のスターが総出演していた。

 95年にはイーサン・ホークと運命的な出会いを果たし、ジュリー・デルピー共演のラブストーリー『恋人までの距離<ディスタンス>』を作り、世界中の批評家から絶賛された。96年にはエリック・ボゴジアンの脚本を使ったSubUrbia(日本未公開)を監督。98年には再びイーサン・ホークと組み、マシュー・マコノヒー、スキート・ウールリッチ、ヴィンセント・ドノフリオ共演のテキサスの兄弟強盗の物語『ニュートン・ボーイズ』を演出した。2001年には『テープ』が批評家に絶賛されたが、同じ年、異色アニメーション『ウェイキング・ライフ』(02)も監督。イーサン・ホークやジュリー・デルピーらが出演陣に参加した。哲学的な魂の旅をアニメーションで描くという風変わりなスタイルが全米で注目され、リピーターも続出する作品となり、リンクレイターの評価はますます高いものとなった。

 俳優としてはScotch and Milk(98)や『スパイ・キッズ』(01)などに出演している。新作はミュージカル・コメディのSchool of Rock(03)。