春嵐に血がたぎる。
あんまり家が揺れるのでわくわくして外を歩いてみた。
路地の植木鉢はすべて倒れ、放置自転車もぜんぶ将棋倒し状態。
新聞紙や枯れ葉が宙を舞い、夜の街は悪夢のようである。

大分では昨日25℃を越える夏日を記録。
東京も深夜〇時をまわって17℃。
春一番からわずか一週間。
いやなんとも今夜の春の嵐は凛々しく、猛々しい。

嵐は、しかしいいなあ。
ふつふつと体の中の血が滾っていく。
公園から公園までの200mほどを跳びはねながら走ってみた。

この前走ったのはどのくにい前か。
まだ10代の頃ではなかたっか。


今夜はこれから角木さんオススメの《アイデンティティ》でも観ることにしよう。