ゼロ戦と超電導リニア
カヤバ工業の相模工場をロケハンしたとき、入り口の展示コーナーに錆びついた車輪が展示されていた。
解説を読むと1997年に伊予沖海底で発見されたゼロ戦の油圧緩衝脚だという。ロット部だけがピカピカで、戦争中の先端技術のパワーを目の当たりにし、驚かされた。

向かい合うように展示されていたのが山梨実験線のリニアモーターカーの写真と、リニアの支持脚の実物。
思わぬところでリニア関連と出会った。

第二次大戦の世界最速戦闘機と次世代超高速鉄道が、思いがけず向かい合って展示されていた。

超電導リニアの時速500kmは同時にゼロ戦の最高速度でもある。
トンネル内で%00km/hですぐそばをうなりをあげて疾走していくリニアを体感しながら歓声をあげたが、おれたちはあの瞬間、ほんとうに太平洋をまっしぐらにぶっ飛んでいくzerofighterが巻き起こす風圧をこのカラダに受けていたのだ、と遅まきながら実感。

不思議というわけでもないが、
徹夜明けでぼーっとした頭には
ちよっとした刺激ではあった。