メールに付け加えた蛇足のコピー
よだん。


なお、厳密に言うならストーリー性の有無というものは成立しません。
どんなドキュメンタリーにもどんな大河ドラマにもどんなメロドラマにも
どんなハリウッド大作にもどんな駄作にも、ストーリー性は存在します。
ストーリー性というのはせんじつめれば、作り手の意思にほかならない。
何かを対象に誰かに見せたいと考えた瞬間から、意思が作用します。つまりストーリー性が発生します。ただ、ストーリー性というコトバを作り手が使うことはほとんどありません。自明のことだからね。
あるのはただひとつ。それは面白いか?否か?という問いだけです。
表現しようとする世界は、見せようとする対象の胸を心を魂をゆさぶれるか?
それだけです。
付け加えるとすれば、つまらない対象はどう料理したところでつまらない。
一瞬のめくらましや退屈凌ぎはできても、何かを根底から突き動かすことはできません。
これはあらゆる芸術的表現のもっとも根源的な解です。

どうころんでもつまらねえものはつまらねえよ。
逆に言えば、面白いものはとにかく面白い。

ただそれだけなんだけどね。