2003 05/10 02:48
Category : 日記
> 夢と希望を与える最後プロジェクト…
ちょうどいまWOWOWでムーランルージュを観ていたところ。
二年前の公開時にぼろぼろ泣きながら観たことを思い出し
いまもしんみりしていたところです。
さいごのゆめときぼう。
なんて、いいじゃないですか。
なにもそこまで、とは思わぬでもないけど
ま、今夜はセンチメンタルな春の夜となったので…
この国の選択肢は
ほんとうは二つあるんだよね。いま。
一つはリニアが象徴する世界。これは進化し発展する世界。
もうひとつはその真逆。
つまりスローライフ。
これはじつは融合も両立もしないのではないのか。
この一ヶ月、そんな思いが濃くなっています。
おまえはどっちか、と自問しても
明快な答えにたどり着けないあたりが、混迷のもとなんだよね。
どうにも腰が定まらない感じが続いているのも
たぶんそのあたりが原因なんだろうと思っています。
だからどうした
と言うわけでもないけど、深夜なのと
ひさしぶりに観たムーランルージュと
「最後の夢と希望」つーのに動揺したかな。
明日、また横浜で照明のテストに立ち会うので
午後にでも電話します。
そして、日曜に書きます。
おまけの引用をひとつ***********************************
「ないちゃだめ」
パンドラがとほうにくれていると、小さな声がしました。
「だいじょうぶよ、わたしがついているから」
声は箱の中からきこえます。
「あなたはだあれ?」
パンドラはおそるおそるたずねました。
「わたしは『きぼう』です。
人間が『わざわいに』まけないよう、
おてつだいをします。
くるしいとき、かなしいとき、こまったときは、
どうかわたしをよんでください。
わたしはいつも、あなたたちの心の中にいます」
パンドラは「きぼう」のおかげでげんきをとりもどし、
またエピメテウスとなかよくくらしはじめました。
「きぼう」はパンドラだけのものではありません。
わたしたちが、くるしいとき、かなしいとき、こまったときに、
くじけず、あきらめずにいきていけるのは、
心の中の「きぼう」が、なぐさめ、はげましてくれるからなのです。
ほら、ごらんなさい。
雪がふり、風がふきつける、寒い冬。
でも、春はもうそこまできているのです。
歌野晶午「世界の終わり、あるいは始まり」
*************************
プロローグとラストのタイプを叩く2カット
後半のタンゴ
この二つのシーンがキモだったことを改めて確認。
好みもあろうが、古典的な手法ではあるが
サンドイッチのみずみずしさはたまらない。
高校時代にシュトルムの「みづうみ」を呼んで以来のおれの物語的トラウマ。
ま、いいじゃねえか。
ちょうどいまWOWOWでムーランルージュを観ていたところ。
二年前の公開時にぼろぼろ泣きながら観たことを思い出し
いまもしんみりしていたところです。
さいごのゆめときぼう。
なんて、いいじゃないですか。
なにもそこまで、とは思わぬでもないけど
ま、今夜はセンチメンタルな春の夜となったので…
この国の選択肢は
ほんとうは二つあるんだよね。いま。
一つはリニアが象徴する世界。これは進化し発展する世界。
もうひとつはその真逆。
つまりスローライフ。
これはじつは融合も両立もしないのではないのか。
この一ヶ月、そんな思いが濃くなっています。
おまえはどっちか、と自問しても
明快な答えにたどり着けないあたりが、混迷のもとなんだよね。
どうにも腰が定まらない感じが続いているのも
たぶんそのあたりが原因なんだろうと思っています。
だからどうした
と言うわけでもないけど、深夜なのと
ひさしぶりに観たムーランルージュと
「最後の夢と希望」つーのに動揺したかな。
明日、また横浜で照明のテストに立ち会うので
午後にでも電話します。
そして、日曜に書きます。
おまけの引用をひとつ***********************************
「ないちゃだめ」
パンドラがとほうにくれていると、小さな声がしました。
「だいじょうぶよ、わたしがついているから」
声は箱の中からきこえます。
「あなたはだあれ?」
パンドラはおそるおそるたずねました。
「わたしは『きぼう』です。
人間が『わざわいに』まけないよう、
おてつだいをします。
くるしいとき、かなしいとき、こまったときは、
どうかわたしをよんでください。
わたしはいつも、あなたたちの心の中にいます」
パンドラは「きぼう」のおかげでげんきをとりもどし、
またエピメテウスとなかよくくらしはじめました。
「きぼう」はパンドラだけのものではありません。
わたしたちが、くるしいとき、かなしいとき、こまったときに、
くじけず、あきらめずにいきていけるのは、
心の中の「きぼう」が、なぐさめ、はげましてくれるからなのです。
ほら、ごらんなさい。
雪がふり、風がふきつける、寒い冬。
でも、春はもうそこまできているのです。
歌野晶午「世界の終わり、あるいは始まり」
*************************
プロローグとラストのタイプを叩く2カット
後半のタンゴ
この二つのシーンがキモだったことを改めて確認。
好みもあろうが、古典的な手法ではあるが
サンドイッチのみずみずしさはたまらない。
高校時代にシュトルムの「みづうみ」を呼んで以来のおれの物語的トラウマ。
ま、いいじゃねえか。