豪儀じゃねえか
雨にも負けず嵐にも負けず東京の桜は満開である。
一時間寝過ごして六本木へ向かう。
道中、いずこも緋と緑。そして青空。
二日間の雨と風と寒の戻りが嘘のような昼。

出がけに読んだ山岡の言葉を胸に
今日はひたすら春の仕上げをたのしむことにし、
地下のスタジオへ降りた。

未明まで続けた「世界にひらく」
からラストスパートをはじめる。

満開の桜のもと世界にひらくのだ。
豪儀じゃねえか。