衝撃と畏怖と晴れた空
米当局は21日を、イラク指導部に「衝撃と畏怖」を与える戦いの始まりを意味する「Aデー」と呼んでいる/CNNワールドより

衝撃と畏怖…

詩集のタイトルかと思った。
三月二十一日はたしかムスリムたちの正月だったはず。
むかし手がけたペルシャ絨毯の広告に
そんなことを書いた気がする。

ベトナム戦争の頃はテト休戦とかあったが
欧米は自分の宗旨以外はまったく認めない。

東京にドカスカ空襲していたときも
こんなたわけたワードを使っていたのだろうか。

八月で終わらずに年を越していたら
きっと元旦に東京大空襲を嬉々としてやったのだろうな。

一億総火の玉、玉砕と威勢のいいことを言いながら
一夜開ければ、全国津々浦々から女性を募って
鬼畜米英に女の防波堤をつくってのける
その日の丸の末裔のコイズミは
まだ42%の支持を得ているのだという。

とするとおれたちは
42%がキチガイブッシュの「衝撃と畏怖」作戦を支持している。

ガムと洋もくとチョコレートはどこでもらえるのだろうか。

一分でもはやく、砂漠に晴れた空が広がることを祈るのみである。

しかしできたら汐留や六本木やお台場も
いちどご破算にしてはくれないだろうか。

六本木で缶詰めになりながら
このくそのような東京の醜悪な建造物群を
きれいに取っ払ってくれないかと夢想する。

衝撃と畏怖が
かなうことならブーメランとなって
彼の地に舞い戻ることを望む。

こんな絶望を
みたことがない。


ところでむかし見かけた「右翼」というのは
こんなとき何しているのだろう。
靖国に参ったコイズミ褒めたのなら
鬼畜の後をくっついてまわる節操の無さに
街宣車総出でマイク向けてもいいのではないのか。

素性はともかく
大義名分の四文字が泣いている。