インターバル
インターバルにはもってこいの春らしい一日だった。
渡辺もたっぷり眠ったようだし、
おれも気分を洗うことができた。

アメリカはあちこちで「赤狩り」がはじまっているようだ。
フランスは土壇場で、しっかり寝返った。
「利」による戦いは「利」によってのみ左右されていく。
フランスは文化の国だから反戦なのね、
と思い込んでいたアプレたちはどんな顔をしているのだろうか。
阿片で翻弄したり原爆で脅したり
「帝国列挙」の植民地主義ぶりは
ほんとうに徹底している。あきれるほどに。

テレビと新聞を読んでいると
自分がどんな時代に生きているのかわからなくなるようだ。