2003 03/14 19:49
Category : 日記
起きたら夜。
目やにで目が開かず、焦る。
シャワーを浴びて、ぼんやりとニュースを眺めていたら
ホテルオークラのレポートをやっていた。
なんとかいう髪の薄いおやじが客扱いの責任者らしく
従業員のもみあげを計って「規定より8mm長い」とチェックしたり、
後頭部をわしづかみして「手でつかめるから長い」と怒ったりしていた。
男の従業員は従順そのもので、ニュージーランドの毛苅りされているヒツジたちのようである。
チェックおやじはさらにテレビクルーのカメラを悪用し、つまり隠し撮りでロビーをチェック。
二人の女性スタッフのミスを発見。
倉庫へ呼び出し、厳重注意。必死に小さな手帳にメモをとる女性二人。
しかしよく見れば、その表情にはうっすらと侮蔑が浮かぶ。
おやじはさらに通勤電車の窓に笑顔を浮かべている。
毎晩、こうやって笑顔の練習をするのだとか。
ま、こんなやつが1日のくたびれた時間の蓄積の果てにそばにいたら、
まちがいなく狩られるだろう。
おれなら、確実に難癖をつけるな。
世界に誇るアメニティサービスなど
しょせんこの国では猿まねなのだということが
しみじみわかってがっくりさせられた。
オークラはさすがだ、とこれまで思わされてもきたがね。
もう使う気にもなれねえな。
もみあげ8ミリ定規で計られて
なぜその場でぶん殴って奴隷のような制服を脱ぎ捨てないのか
そのことも不思議といえば不思議だった。
切れるとよく使う若いやつが多いが、
切れどき、間違えるなよと言いたい。
世が世なら、切捨御免のようなふざけた仕草である。
オークラはハゲだけ雇えばいいだろうに。
オースティンパワーズのドクター・イーブル親子みたいなのばかりにサービスされる
東洋一のエクセレントホテル「ザ・オークラ」。
オリエンタルエキゾチシズムに満ちあふれていて
まことにスイート。
このレポートの直前が北朝鮮の首領様ご乱心と
北米の不思議の国アリスの狂気ぶりだっただけに
何をかいわんやであった。
ついでに書いておけば
その何本か前のニュースは名古屋刑務所もの。
見つからなければみんなと一緒なら何でもやってしまう
ごくふつうの生活者たちの伝統を持つ国ならではの「事件」。
無抵抗なやつをいたぶる国民性は
この国の伝統芸能のようなものである。
いい年した大人が刑務所で受刑者をいたぶり殺したり
世界に誇るホテルでもみあげ定規で計ったり後ろ髪ひっつかんでみたり…
これで子どもの世界にいじめがなくなったら奇跡だろう。
身の程にあった社会。
ほろびていく国は、しかし徹底しているな。
最後に。
テレビ屋は、それにしてもどんなスタンスを
自らに課しているのだろうか。
あの盗み撮り同然の方法でバカおやじにアホな振る舞いをさせながら
抵抗できない、イヤだと言えない立場の従業員の肖像権を無視し放題。
コイズミの好きな北米だったら、即座に賠償請求だろう。
目やにで目が開かず、焦る。
シャワーを浴びて、ぼんやりとニュースを眺めていたら
ホテルオークラのレポートをやっていた。
なんとかいう髪の薄いおやじが客扱いの責任者らしく
従業員のもみあげを計って「規定より8mm長い」とチェックしたり、
後頭部をわしづかみして「手でつかめるから長い」と怒ったりしていた。
男の従業員は従順そのもので、ニュージーランドの毛苅りされているヒツジたちのようである。
チェックおやじはさらにテレビクルーのカメラを悪用し、つまり隠し撮りでロビーをチェック。
二人の女性スタッフのミスを発見。
倉庫へ呼び出し、厳重注意。必死に小さな手帳にメモをとる女性二人。
しかしよく見れば、その表情にはうっすらと侮蔑が浮かぶ。
おやじはさらに通勤電車の窓に笑顔を浮かべている。
毎晩、こうやって笑顔の練習をするのだとか。
ま、こんなやつが1日のくたびれた時間の蓄積の果てにそばにいたら、
まちがいなく狩られるだろう。
おれなら、確実に難癖をつけるな。
世界に誇るアメニティサービスなど
しょせんこの国では猿まねなのだということが
しみじみわかってがっくりさせられた。
オークラはさすがだ、とこれまで思わされてもきたがね。
もう使う気にもなれねえな。
もみあげ8ミリ定規で計られて
なぜその場でぶん殴って奴隷のような制服を脱ぎ捨てないのか
そのことも不思議といえば不思議だった。
切れるとよく使う若いやつが多いが、
切れどき、間違えるなよと言いたい。
世が世なら、切捨御免のようなふざけた仕草である。
オークラはハゲだけ雇えばいいだろうに。
オースティンパワーズのドクター・イーブル親子みたいなのばかりにサービスされる
東洋一のエクセレントホテル「ザ・オークラ」。
オリエンタルエキゾチシズムに満ちあふれていて
まことにスイート。
このレポートの直前が北朝鮮の首領様ご乱心と
北米の不思議の国アリスの狂気ぶりだっただけに
何をかいわんやであった。
ついでに書いておけば
その何本か前のニュースは名古屋刑務所もの。
見つからなければみんなと一緒なら何でもやってしまう
ごくふつうの生活者たちの伝統を持つ国ならではの「事件」。
無抵抗なやつをいたぶる国民性は
この国の伝統芸能のようなものである。
いい年した大人が刑務所で受刑者をいたぶり殺したり
世界に誇るホテルでもみあげ定規で計ったり後ろ髪ひっつかんでみたり…
これで子どもの世界にいじめがなくなったら奇跡だろう。
身の程にあった社会。
ほろびていく国は、しかし徹底しているな。
最後に。
テレビ屋は、それにしてもどんなスタンスを
自らに課しているのだろうか。
あの盗み撮り同然の方法でバカおやじにアホな振る舞いをさせながら
抵抗できない、イヤだと言えない立場の従業員の肖像権を無視し放題。
コイズミの好きな北米だったら、即座に賠償請求だろう。