放火と爆睡。
夜中に何度も目が覚めた。

ひりひりした感覚が消えず、ヒートアップしたままエンジンが止まらない感じ。

ふらふらとキッチンに行き水を飲んだ記憶、3回。

見た夢。足りない映像を必死になって探し回っているという切迫したシーン。

アップの後の夢にしては、妙にリアルだった。
こんどの仕事が《正解なし》であることが、こんなところに現れる。

12時間、眠った。
半ば夢。半ば熟睡。
フィジカルな疲労はあちこちに残っているが、気分は回復している。

いつもの《仕事》との、これが、落差。

起きたら、マンションの7階と8階の間の踊り場でぼや騒ぎ。真っ昼間の放火というのも珍しいが、7階と8階の間などという地上から離れた場所で、よく火を放つに気になったものだ。
よほど逃げ足に自信のあるやつなのか。
ここ数日、こんなことが続いていると管理人の話。

小ぶりの木刀でも買ってくるかな。

今日以後、しばらくは非常階段を使ってみることにする。
もっとも昇りは辛いから降りるときだけだが。

このマンションにはどこやらの組関係のオフィスがあるらしいから、自警についちゃ、ま、万全だろうか。
そっちの方がきわどいか。