《髪結いの亭主》★★★★★
とりあえず書いた。プロデューサーと渡辺君ののチェック待ち。買い置きしたおにぎりとサンドイッチで遅い昼食をとる。


明日はなんとかしのげそうな気配。
予報よりはいい天気になりそうだ。←願望


このあいだ十年ぶりくらいでルコントの「髪結いの亭主」をDVDで見た。
ラストの展開をまったく記憶違いしていたことに気付いた。


マチルドは男を捨てて逃げ出したのだと理解していた。
だからつまらねえ映画だな、と記憶していた。


ところがである。
マチルダは男を深く愛するあまり、その愛がいつか消滅すること、あるいは男が先に死んでしまうことを恐れ、愛のピークのうちに自死を選んでいた。

マチルダは過剰すぎる想像力に溺れ、濁流に身を投げたわけだ。
病的ではあるが、しかしある意味、理想的でもある身の処し方でもある。
時を経てやがて形骸だけになっていく愛の必然を思えば、絶頂で自死というのはベストな選択とも言える。はず。


ルコントが描きたかったことを、おれはまったくとぼけた解釈のままに十年過ぎていた。


ばかげた話だが、
他にもそんな勘違いがあり、そのことに気付き直せるとしたら、
ま、いいじゃねえか。


某所より指摘あり。
「ル・コント」ではなく「ルコント」だと。
恥ずかしい毎日ではあります。