2002 02/26 03:30
Category : 日記
ベトナム映画《夏至》。
DVD版で見た。
《花樣年華》のチャイナドレスの撮り方もすさまじかったが、
マーク・リーというキャメラマンの色彩感覚は底なしの凄みあり。
アジアこそは、もしかしたらほんとうに21世紀を
リードしていくことになるのかも知れない。日本を除いて。
緑を基調に、青と赤。そのあわい色のすべて。
112分の間、ひたすら呆然と目を奪われ続けた。
シアターで見るとしたら、しかし相当に好条件を満たしていないと、
このテイストは味わえまい。
DVDとプログレッシブTVの組み合わせは、それにしても説得力あり。
映像が、光と影以外の何ものでもないことを、
マーク・リーは切々と問いかける。
アメリカが逆立ちしてもつくり出せない
ヨーロッパに身も心も捧げたアジアの業だけが達成できる
ボーダーレスで決して退嬰的ではない豊饒な色彩感覚が
冒頭からラストカットまであふれ返っている。
春の眼福である。
We's DYNEのテーマは《色彩》。
直接的な参考にはならないけど、
映像的な意味で《色彩》を語るためには
ぜひ機会を見つけてDVDでご覧いただきたい。
リズムブルースのフランス植民地的アレンジというのを
はじめて耳にしたが、コロニアル特有の天井扇風機に似て
なかなか趣のある音楽世界だった。
DVD版で見た。
《花樣年華》のチャイナドレスの撮り方もすさまじかったが、
マーク・リーというキャメラマンの色彩感覚は底なしの凄みあり。
アジアこそは、もしかしたらほんとうに21世紀を
リードしていくことになるのかも知れない。日本を除いて。
緑を基調に、青と赤。そのあわい色のすべて。
112分の間、ひたすら呆然と目を奪われ続けた。
シアターで見るとしたら、しかし相当に好条件を満たしていないと、
このテイストは味わえまい。
DVDとプログレッシブTVの組み合わせは、それにしても説得力あり。
映像が、光と影以外の何ものでもないことを、
マーク・リーは切々と問いかける。
アメリカが逆立ちしてもつくり出せない
ヨーロッパに身も心も捧げたアジアの業だけが達成できる
ボーダーレスで決して退嬰的ではない豊饒な色彩感覚が
冒頭からラストカットまであふれ返っている。
春の眼福である。
We's DYNEのテーマは《色彩》。
直接的な参考にはならないけど、
映像的な意味で《色彩》を語るためには
ぜひ機会を見つけてDVDでご覧いただきたい。
リズムブルースのフランス植民地的アレンジというのを
はじめて耳にしたが、コロニアル特有の天井扇風機に似て
なかなか趣のある音楽世界だった。