頭をたれて膝を折りオフィスで過ごす
不安的中。

まいった。これからどうやってほころびを縫っていけばよいのか頭が痛い。
とうぶんはどこを向いてもひたすら頭をたれて膝おるのみである。
午後のオフィスは針のむしろのようで、プロローグはこれでいいかと聞く渡辺の声も遠い。

ああまたしばらくは閉門蟄居とせざるを得ないのか。こんどは一日というわけにもいかねえな。十日かひと月か。

また、雨だ。