松嶋菜々子の鼻の穴とやまとなでしこ★★
全11話をレンタルビデオでまとめて見た。
ここでの松嶋菜々子は、はやくもピークを過ぎた女優のように映る。結婚によるものか、シナリオの中途半端さによるものか、カメラワークの貧しさからか不明だが。
カメラマンはなぜ顏のアップであおりを多用したのか。松嶋菜々子のウィークポイントの鼻の穴のひろがりぶりで「高慢ちきさ」を表現したつもりなのだろうか。単に不格好さだけが強められていたように思うが。
脇の役者にこれだけ芸達者を揃えながら、どこか全体に浮いてしまっているのは、いかにもだめなときのCXらしくほほ笑ましい。
それにしても筧も西村も、泣けてくるような気のない演技で白けさせられる。西村の妻を演じた「マリコ」役の女優だけが際立っており、強く印象に残った。
日本のドラマは、しかしもう少しダイアローグに気を配るべきではないのか。
哀しいほどに幼稚すぎる。

それにしても、このドラマのオンエア中のスポーツ新聞や週刊誌の「スッチーのセクシーショット」過熱ブリはいったい何だったのか。いまどき「スッチー」という呼び方もすごかったが、ドラマを通観するかぎり、そのてのショットはほとんどゼロだった。


カメラワークの下手さゆえかも知れないが。