薮の中なれど…
11日の須賀川松明あかしのラッシュ試写。
例年より大松明が短時間で燃え尽きてしまったことが誤算だったが、風変わりな焔の祝祭らしい迫力は出たように感じた。

あとは「音」しだい。

明日は、福島でCGの説明。

昨夜の嵐の影響であちこちで電車が止まったりしているらしい。

泰山鳴動して残ったのは嵐と、
意味不明の無力感。

ミレニアムらしいバカバカしさと言い捨てれば、それでいいのか。

田舎芝居とも、断腸の幕切れともとれるが、ある段階まで加藤と山崎は除名覚悟で賛成票を投じるように見えていた。
その直後の脱力した表情からはそう窺えた。

もとより加藤、山崎という叛旗をひるがえすにしては小粒な組み合わせだが、
あるいは風穴になりかけて、予定調和のようにしぼんだようにみえても、
「この風格では一国の総理足りえない」という憲政史上初見の根拠によって立ちノンを言っても良いのだ、と市民をその気にさせた意味はあったのではないか。

「自民党的に解決したよ」としたり顔でこたえた小泉純一郎の本質的なつまらなさが露呈しただけでもよかったのではないか。



昼を過ぎてぼけたような青空。
あれだけの嵐のあとにしては政局のようにつまらない空である。