HECATE
このあいだオフィスの大掃除で見つけた封を切っていない
ダニエル・シュミットの「ヘカテ」のLD版をこれから観ようと思う。
書き終わったらと思いながら机の上に立て掛けておいたが、もう大丈夫だ。
17年前か18年になるのか、この映画をはじめて観たのは六本木のいまはないウエーブの地下だった。
一週間の間に三回観て、その後ビデオを二回買って、全部誰かに持っていかれ、レーザーも持っていかれ、しばらくして買い直したLDは封も切らずに何年もオフィスの本の間で眠っていた。

「ヘカテ」を観たその年の夏は蜷川の芝居にはじめて触れた夏だった。舞台美術の凄さと太地の美しさに恐れ入ったことを鮮やかに覚えている。

さてどんな感想を持つことになるのか。