ひゃっこの水はひゃっこかった
その水を手ですくったら3秒でジーンとしびれた。真冬のように冷たかった。
南会津の山の奥の過疎の土地、昭和村。
その過疎のさらに奥に分け入った先に、「ひゃっこの霊泉」と名付けられた湧き水があった。福島が軒並み33度を越えた午後、この清水は名の通りひやっと冷たかった。
道に迷って、この湧き水に巡りあったら、きっといのちの水に思えるだろうな、そんな冷涼さをそなえた水だった。

さてこの水を巨大画面にどう切り取るか。
会津は、予想を超えて深い。