墓参
 近頃の試験地獄の日々の影響もあるかもしれないが、毎夜悪夢を見る。
そんな中、5月に訪れた祖先の墓地が気になり、盆直前ではあるが片道700kmを進んだ。
現地に着くと、墓碑横に生えていた松が折れ、隣りの墓に倒れていた。
重い幹を急いで取り除き、掃除をして、線香を焚いた。
今回は、たまたまノコギリを持参しており、何本かの枝を剪定しておいたが、海を望む山の頂上にあるため、今までから台風の際の墓碑や塀の破損、山崩れは経験している。
 我が家以外の一族は、皆安定した生活を送っているため、庭師を呼んでの草取りから、墓地の補修、登山道の整備など、積極的に行っているが、我が家は墓の管理はおろか、日々の生活にも事欠いている…。
このことが原因か?と思うが、やはり我が家の今の財政では、無理である。
よって、生身だけでも回数を運ぼうと思っているのだが…。