大根焚き
京都の鳴滝にある了徳寺の大根焚きにお参りして来ました。

了徳寺は、毎年12月9日と10日に報恩講の大根焚きを行い、大根焚寺とも呼ばれています。

浄土真宗の開祖である親鸞聖人が法然上人の遺跡を訪ねた帰りに了徳寺を訪れ、村人たちに教えを説きました。

その教えに感銘を受けた村人たちがお礼に塩炊きの大根を馳走しました。

親鸞聖人はそのお返しに、すすきの穂の束を筆代わりとして、鍋の残り煤で「帰命尽十方無碍光如来」という十字の名号を書いてそのお礼として残されました。

この故事に因んで行われる報恩講の通称が「大根焚」になります。

大根焚きは、京都の師走の風物詩で、私も毎年お参りして大根をいただいています。

しかし、本来ならお堂で大根をいただくのですが、昨年からのコロナ禍により、昨年に続いて今年も大根は持ち帰りのみとなりました。

御朱印も、昨年に続いて書き置きのみとなっていました。

お寺で大根をいただけなかったのは残念ですが、持ち帰りでいただきましたので、帰ってからの楽しみにしたいと思います・・大根よりお揚げが美味しくて好き。