2013 01/22 20:51
Category : 日記
私が住んでいる寝屋川は昔話の「鉢かづき姫」の伝承の地域である。
鉢かづき姫の父親は「寝屋の長者」と呼ばれる大金持ちで、この寝屋川に住んでいたとされ、そこから寝屋川が鉢かづき姫の物語の舞台になったとされているのである。
その寝屋長者の屋敷跡と伝えられる場所が、JR学研都市線の星田駅の近くに残されて小さな公園のようになっている。
鉢かづき姫の物語は簡単に言うとこうである・・・
むかし、寝屋の長者と言われる大金持ちがいた。
美しい妻を持ち何不自由なく暮らしていたが、ただ子供がないのが悩みだった。
そこで長谷寺の長谷の観音様にお参りして祈ると、やがて妻は身篭って美しい女の子を授かった。
女の子は初瀬と名付けられて幸せに育っていたが、母親は自分の命が長くない事を感じていた。
そこで長谷の観音様にお祈りすると、娘の頭に鉢を被せるように夢告があった。
そして、娘の初瀬の頭に大きな鉢を被せると、決して鉢を取らないように言いつけ、やがて娘の幸せを祈りながら病で亡くなってしまった。
寝屋の長者は、しばらくすると親戚の勧めもあり他所から新しい妻を迎えてしまい、初瀬にとっては継母となってしまう。
この継母は心の悪しき人で、継子の初瀬を邪魔に思い、夫の寝屋長者に嘘で初瀬の悪口を吹き込んだり、さらには命を狙って殺そうとまでしてきた。
父親の寝屋長者は継母の言葉を信じて初瀬を悪く思うし、家にいるのも辛くなった初瀬は独りで家を出てしまうのだった。
どこにも行く所も無く絶望を感じた初瀬は、川に身を投げて死のうとした。
しかし、頭に被った鉢が浮くために死ぬ事もできずに川に流されていった。
そこへ、三位中将と言う身分の高い公家が通りかかり、供の者に命じて初瀬を助けさせると家に連れて帰った。
初瀬は中将の家に世話になり働くようになったが、頭の鉢は取ろうとしてもどうしても外す事ができなかった。
この中将には四人の息子がいて、末の若君はまだ独身で心の優しい男性であった。
初瀬と若君は言葉を交わすようになり、初瀬は自分の生い立ちもすべて若君には話すして慰められ、やがて二人は愛し合うようになったのだった。
若君は初瀬と結婚したいと中将に話したが、周りの者が反対して、逆に若君にふさわしい娘を選ぶ嫁比べを行って勝った娘を若君の嫁にするとして、初瀬を追い出そうとしたのである。
初瀬は、みすぼらしい着物だしお金も無く嫁比べで勝てそうもない、あきらめて独りで出て行こうとしたが、若君は初瀬の気持ちを察しており、初瀬と供に家を出て二人で暮らそうと話し合ったのだった。
すると、それまでどうしても取れなかった鉢が突然に外れると、中から様々な財宝や宝物、美しい着物などが出てきたのである。
これも母親と長谷の観音様のお陰と思うと、初瀬は思い切って嫁比べに参加する事にしたのだった。
鉢から出てきた着物を着た初瀬は、他の嫁候補の誰よりも美しくて、琴を弾いても字を書いても、和歌を読んでも優れており、嫁比べで優勝したのだった。
こうして、晴れて若君の嫁になることが出来た初瀬は、若君と供に実家の寝屋長者の元に行くと、これまでの話をして誤解を解き継母の悪行をさらす事が出来た。
その後、初瀬と若君は仲良く幸せに暮らしたのだった。
寝屋川では、この鉢かづき姫のキャラクターをずいぶんと前から作っており、各所に石像が置かれたりしている。
また、キャラクターの鉢かづきちゃんをモチーフにした和菓子も発売されて人気である。
鉢かづき姫の父親は「寝屋の長者」と呼ばれる大金持ちで、この寝屋川に住んでいたとされ、そこから寝屋川が鉢かづき姫の物語の舞台になったとされているのである。
その寝屋長者の屋敷跡と伝えられる場所が、JR学研都市線の星田駅の近くに残されて小さな公園のようになっている。
鉢かづき姫の物語は簡単に言うとこうである・・・
むかし、寝屋の長者と言われる大金持ちがいた。
美しい妻を持ち何不自由なく暮らしていたが、ただ子供がないのが悩みだった。
そこで長谷寺の長谷の観音様にお参りして祈ると、やがて妻は身篭って美しい女の子を授かった。
女の子は初瀬と名付けられて幸せに育っていたが、母親は自分の命が長くない事を感じていた。
そこで長谷の観音様にお祈りすると、娘の頭に鉢を被せるように夢告があった。
そして、娘の初瀬の頭に大きな鉢を被せると、決して鉢を取らないように言いつけ、やがて娘の幸せを祈りながら病で亡くなってしまった。
寝屋の長者は、しばらくすると親戚の勧めもあり他所から新しい妻を迎えてしまい、初瀬にとっては継母となってしまう。
この継母は心の悪しき人で、継子の初瀬を邪魔に思い、夫の寝屋長者に嘘で初瀬の悪口を吹き込んだり、さらには命を狙って殺そうとまでしてきた。
父親の寝屋長者は継母の言葉を信じて初瀬を悪く思うし、家にいるのも辛くなった初瀬は独りで家を出てしまうのだった。
どこにも行く所も無く絶望を感じた初瀬は、川に身を投げて死のうとした。
しかし、頭に被った鉢が浮くために死ぬ事もできずに川に流されていった。
そこへ、三位中将と言う身分の高い公家が通りかかり、供の者に命じて初瀬を助けさせると家に連れて帰った。
初瀬は中将の家に世話になり働くようになったが、頭の鉢は取ろうとしてもどうしても外す事ができなかった。
この中将には四人の息子がいて、末の若君はまだ独身で心の優しい男性であった。
初瀬と若君は言葉を交わすようになり、初瀬は自分の生い立ちもすべて若君には話すして慰められ、やがて二人は愛し合うようになったのだった。
若君は初瀬と結婚したいと中将に話したが、周りの者が反対して、逆に若君にふさわしい娘を選ぶ嫁比べを行って勝った娘を若君の嫁にするとして、初瀬を追い出そうとしたのである。
初瀬は、みすぼらしい着物だしお金も無く嫁比べで勝てそうもない、あきらめて独りで出て行こうとしたが、若君は初瀬の気持ちを察しており、初瀬と供に家を出て二人で暮らそうと話し合ったのだった。
すると、それまでどうしても取れなかった鉢が突然に外れると、中から様々な財宝や宝物、美しい着物などが出てきたのである。
これも母親と長谷の観音様のお陰と思うと、初瀬は思い切って嫁比べに参加する事にしたのだった。
鉢から出てきた着物を着た初瀬は、他の嫁候補の誰よりも美しくて、琴を弾いても字を書いても、和歌を読んでも優れており、嫁比べで優勝したのだった。
こうして、晴れて若君の嫁になることが出来た初瀬は、若君と供に実家の寝屋長者の元に行くと、これまでの話をして誤解を解き継母の悪行をさらす事が出来た。
その後、初瀬と若君は仲良く幸せに暮らしたのだった。
寝屋川では、この鉢かづき姫のキャラクターをずいぶんと前から作っており、各所に石像が置かれたりしている。
また、キャラクターの鉢かづきちゃんをモチーフにした和菓子も発売されて人気である。