近江神宮
昨日は、朝のうちに少し足を伸ばして、滋賀県の「近江神宮」に行ってたよ。

近江神宮は、天智天皇を祭神にしている神社で、天智天皇が近江大津宮を開いた事に由来している。

天智天皇といえばあの中大兄皇子で、大化の改新で知られているね(諸説あるんだけどね)。

近江神宮は、広い敷地をもって自然も豊かなので、何となく京都の下鴨神社に似た雰囲気だなって思ったよ。

天智天皇は、漏刻(ろうこく)と言う水時計を作って国民に時を知らせる時報を始めた事でも知られている。

6月10日も時の記念日は、近江朝廷で時報が開始された日を記念して制定されたという。

この近江神宮には、その漏刻を復元した物が置かれている。

上から箱のような容器が幾つか並べられていて、下には矢の様なものが挿してある。

つまり、上から水を溜めてそれが徐々に下に下りてきて、矢に刻んだ印に水が来て時刻が判るようになっているみたいだ。

また、境内には時計館宝物館があり、和時計や各種の古時計が展示してあるようだ。

他にも境内には日時計などいろいろと設置されているが、目に付いたのが竜の形をした「古代火時計」で、どういう仕掛けで時間が判るのか知らないが(火の熱で振り子が揺れて鳴るのかな?)、その造型が良くて気に入ったよ。

近江神宮は、多くの時計関係者の信仰も集めているみたいだね。

遠いからなかなか行けないけれど、静かで気持ちの良い神社だったよ。