幸神社
今日は久しぶりに京都の出町柳周辺を散策してきたよ。

京阪電車の出町柳駅で降りて、初めは下鴨神社(賀茂御祖神社)に向かった。

下鴨神社と言えば糺ノ森を歩くのが気持ち良いんだよね、糺ノ森は平安京が造られる以前から神聖な森で古代の土器や石器も見つかったと言う貴重な場所で、久しぶりに木々をみながらのんびり歩けたよ。

境内にある相生社は縁結びの社で、連理の賢木という三本の木が途中で交わっている神木があり、縁結びや良縁に恵まれる御利益があるそうだ。


下鴨神社の本殿にお参りしてから、大炊殿方面から下鴨神社を抜け下鴨本通りを渡るとみたらし団子で有名な賀茂みたらし茶屋があるのだが朝が早いのでまだ開いていない。

そのまま鞍馬口通りを歩いて出雲路橋を渡り、上善寺にお参りする。

上善寺には小野皇所縁のお地蔵様がお祀りされている。

それから寺町通りを下がり、天寧寺・西園寺・光明寺・阿弥陀寺・十念寺・本満寺・法泉院などを横目で見ながら通り過ぎ、「幸神社」へと向かった。


幸神社は「さいのかみのやしろ」と読み、小さな神社であるが御所の鬼門を護る古社である。

平安京造営時に御所の東北の鬼門に当たる河原町今出川付近の鴨川畔に建てられたそうであるが、後に現在の場所に移されたそうだ。

祭神は猿田彦神であるが、この神社の本殿の東北の角に御幣を持った木彫りのお猿が封じられている。

京都御所の東北の角の猿ヶ辻にも木彫りの猿が祀られており、また、御所東北の方向にある赤山禅院にもお堂の上に木彫りの猿が据えられている。

この幸神社の猿と併せて、御所の鬼門に当たる東北の方向に木彫りの猿が祀られているのである。

本来は方除けの神社であるが、名前が幸神社であるので「しあわせじんじゃ」とも読めるので縁結びに祈願に訪れる人も多いと言う。

まぁ名前が縁起が良いですわな、私も割りと好きな神社で、時々お参りに訪れている。

幸神社をお参りすると、出町柳方面に戻って、出町柳商店街をぶらぶらするが、まだ朝なので開いてないのが残念だよ。

商店街を抜けるとお気に入りの出町ふたばのお店がある。

出町ふたばと言えば「豆もち」で有名で、豆もちを買う人でいつも人の列が出来ている人気の和菓子屋さんである。

私も、この出町ふたばの豆もちは大好きで近くに行くと買って帰るよ。

搗き立てのお餅に、上品な漉し餡が美味しくて、さらに少し塩味の赤エンドウが味を引き立てるね。

今日は、豆もち四つと、葵もなかを二つ買ったよ。

豆もちは四個でもあっさりと上品な美味しさなのでぺろりと食べれるし、葵もなかもつぶ餡がいっぱいで美味しかった。

久しぶりで、出町柳周辺を散策できて楽しかったよ。

商店街が、まだ開く前だったのが残念なので、次は開いてる時間に、また来たいよ。