稲荷せんべい
京都の伏見稲荷といえば全国のお稲荷さんの総本山と言われて千本鳥居とかも有名で多くの参拝者を集めている。

その伏見稲荷さんのお土産と言えば伏見人形が有名であるが、食べ物では雀や鶉などの姿焼きとともに知られているのが「稲荷せんべい」である。

伏見稲荷さんの参道には多くのお店が並んで、稲荷せんべいとかを売っているが人気なのがお稲荷さんらしくキツネの面のおせんべいと、中に御神籤の入ったおせんべいだ。

その中で、いなりやさんと言うお店ではキツネ面のおせんべいと供にお多福さんのせんべいも売られている。

昔はキツネ以外にもいろいろなおせんべいがあったそうなのだが、時の流れと供に廃れていき、定番のキツネのおせんべいだけになっていったそうであるが、このいなりやさんだけはお多福さんのおせんべいを作り続けているのである。

私も子供の頃からキツネのせんべいとお多福のせんべいに馴染んでいて、いつもお土産に買ってもらっていたので、一店だけでも残してくれてるのがうれしい。

子供の頃とか、おせんべいと言うよりもお面として遊んでから食べた記憶があるよ。

大と小の大きさがあって、キツネとお多福で陰陽あるいは男女の対になってるのかも知れない。

もともとは、初午の日とかの福を授かるお参りに、来れない人に福を持ち帰って授ける意味でお多福のおせんべいが人気であったそうだ。

この、おせんべいが味噌せんべいで白味噌を練りこんだ甘いおせんべいで、なかなか美味しくて昔から好きだったよ。

御神籤の入ったおせんべいが人気なんだけど、このキツネとお多福のおせんべいも日持ちもするし、縁起も良いのでお勧めだよ。