2009 05/03 20:15
Category : 日記
今日は午後から大阪の大槻能楽堂で、大蔵流狂言の茂山家の「春狂言 2009」があって見に行く事になっていた。
それで朝のうちは暇なのでどうしようと考えた結果、USJの「E.T.アドベンチャー」のアトラクションが5月10日で終わるので、これで見納めになるので見に行く事にした。
USJは9時にオープン予定だが、その時によって早くなったりするので8時前に着くとGWの真っ只中と言う事で凄い人出で、開場を待つ人の列が長くなっている。
私も後ろに並んで待っていると人が多すぎるので8時15分には開場してしまった。
そこから、E.T.に向かったけれど、早くも1時間近い待ち時間、やはりもうすぐ終わると言う事で見に行く人が多いみたい。
私は年間パスを持ってるので、これまでにも何度もUSJに来てるけれど、E.T.は始めて来た時に入って以来だわ、50分くらい待ってようやく入れました。
E.T.を出てからは、もう人が多くてどこも待ち時間が長いので、もう止めてUSJを出て、梅田に向かう事にした。
梅田では本屋さんでいろいろと本を買って、時間を潰してから地下鉄で谷町六丁目に行って、大槻能楽堂に向かった。
春狂言は、茂山家が毎年行っている狂言の興行で、東京と大阪で開かれて、私も毎年楽しみにしているのだ。
今日の曲目は・・・
○お話 茂山千之丞
○「隠笠」(かくれがさ)
果報者:茂山宗彦
太郎冠者:茂山童司
すっぱ:丸石やすし
後見:増田浩紀
果報者は流行する宝比べに参加したいと思い、太郎冠者に命じて都へ宝物を買いに行かせた。
太郎冠者が都へ着くと一人の男(すっぱ)が被った者の姿の消える隠れ笠を売ってやろうと言って来た。
太郎冠者は喜んで買い求めて主の元に持ち帰るが・・・・
○「土筆」(つくづくし)
甲:茂山千之丞
乙:茂山あきら
後見:鈴木実
友人を誘って春の野遊びに出かけた男が、土筆を見て「土筆の首しをれてぐんなり」と歌を詠む。
友人から和歌にぐんなりはおかしいと指摘されると、男は「・・・風さわぐんなり」と言う古歌があると反論する。
しかし、友人からそれは「・・・さわぐなり」だと、よけいに笑われてしまう。
気を取り直して川辺に行くと、今度は友人が「さくやこの花」を「しゃくやくの花」と間違えて詠み、男は先ほどの仕返しとからかった。
お互いに言い合いするうちに喧嘩になってしまい・・・
○「狸腹鼓」(たぬきのはらづつみ)
狸:茂山千三郎
喜惣太:茂山茂
笛:杉信太郎
小鼓:清水皓祐
大鼓:上野義雄
太鼓:前川光範
後見:丸石やすし・茂山宗彦
猟師の喜惣太は田畑を荒らす狸を弓で退治するために出かけた。
すると叔母の尼に化けた狸が現れて、殺生を止めるように意見して弓を捨てさせる。
狸は喜んで帰りかえると犬の鳴き声に怯えて喜惣太に正体を覚られてしまう・・・
今回の演目は割りと良くて、隠笠は、本来は茂山家では上演外の曲で、それを見れるのは珍しい。
土筆もずっと見たかった曲で、ようやく見ることが出来た。
最後の狸腹鼓は、釣り狐を狸に変えたような曲なのだが、実はこの曲は題名だけが残っていた曲だったのを幕末の桜田門外の変で殺害された井伊直弼が台本を書いた曲で、お抱えだった狂言師の茂山正乕に演じさせて以来、茂山家の家の狂言となった重要な狂言であるのだ。
後半の舞台上での尼から狸への早代わりは大きな見せ場である。
そう言うわけで、今回は特に珍しい曲や見たかった曲が堪能できて良かったと思う。
それで朝のうちは暇なのでどうしようと考えた結果、USJの「E.T.アドベンチャー」のアトラクションが5月10日で終わるので、これで見納めになるので見に行く事にした。
USJは9時にオープン予定だが、その時によって早くなったりするので8時前に着くとGWの真っ只中と言う事で凄い人出で、開場を待つ人の列が長くなっている。
私も後ろに並んで待っていると人が多すぎるので8時15分には開場してしまった。
そこから、E.T.に向かったけれど、早くも1時間近い待ち時間、やはりもうすぐ終わると言う事で見に行く人が多いみたい。
私は年間パスを持ってるので、これまでにも何度もUSJに来てるけれど、E.T.は始めて来た時に入って以来だわ、50分くらい待ってようやく入れました。
E.T.を出てからは、もう人が多くてどこも待ち時間が長いので、もう止めてUSJを出て、梅田に向かう事にした。
梅田では本屋さんでいろいろと本を買って、時間を潰してから地下鉄で谷町六丁目に行って、大槻能楽堂に向かった。
春狂言は、茂山家が毎年行っている狂言の興行で、東京と大阪で開かれて、私も毎年楽しみにしているのだ。
今日の曲目は・・・
○お話 茂山千之丞
○「隠笠」(かくれがさ)
果報者:茂山宗彦
太郎冠者:茂山童司
すっぱ:丸石やすし
後見:増田浩紀
果報者は流行する宝比べに参加したいと思い、太郎冠者に命じて都へ宝物を買いに行かせた。
太郎冠者が都へ着くと一人の男(すっぱ)が被った者の姿の消える隠れ笠を売ってやろうと言って来た。
太郎冠者は喜んで買い求めて主の元に持ち帰るが・・・・
○「土筆」(つくづくし)
甲:茂山千之丞
乙:茂山あきら
後見:鈴木実
友人を誘って春の野遊びに出かけた男が、土筆を見て「土筆の首しをれてぐんなり」と歌を詠む。
友人から和歌にぐんなりはおかしいと指摘されると、男は「・・・風さわぐんなり」と言う古歌があると反論する。
しかし、友人からそれは「・・・さわぐなり」だと、よけいに笑われてしまう。
気を取り直して川辺に行くと、今度は友人が「さくやこの花」を「しゃくやくの花」と間違えて詠み、男は先ほどの仕返しとからかった。
お互いに言い合いするうちに喧嘩になってしまい・・・
○「狸腹鼓」(たぬきのはらづつみ)
狸:茂山千三郎
喜惣太:茂山茂
笛:杉信太郎
小鼓:清水皓祐
大鼓:上野義雄
太鼓:前川光範
後見:丸石やすし・茂山宗彦
猟師の喜惣太は田畑を荒らす狸を弓で退治するために出かけた。
すると叔母の尼に化けた狸が現れて、殺生を止めるように意見して弓を捨てさせる。
狸は喜んで帰りかえると犬の鳴き声に怯えて喜惣太に正体を覚られてしまう・・・
今回の演目は割りと良くて、隠笠は、本来は茂山家では上演外の曲で、それを見れるのは珍しい。
土筆もずっと見たかった曲で、ようやく見ることが出来た。
最後の狸腹鼓は、釣り狐を狸に変えたような曲なのだが、実はこの曲は題名だけが残っていた曲だったのを幕末の桜田門外の変で殺害された井伊直弼が台本を書いた曲で、お抱えだった狂言師の茂山正乕に演じさせて以来、茂山家の家の狂言となった重要な狂言であるのだ。
後半の舞台上での尼から狸への早代わりは大きな見せ場である。
そう言うわけで、今回は特に珍しい曲や見たかった曲が堪能できて良かったと思う。