2021年03月の記事


桜よさくら


桜、桜、弥生の空は見渡す限り夢見心地の青い空。
らららさくら、さくら、花盛り。

あの時の桜はのんびりとその美しさに喜んでいた。
仄かに甘い香りを漂わせ、花びらが頬を優しく撫でてくれる。

友達の居る藤枝市は金毘羅山も蓮華寺池も桜が物凄く綺麗。
金毘羅山を登って行く途中に咲く桜は、
低い場所へ行けば私の顔位の場所に咲いている。

私はその桜の花にそっと触れ、
柔らかな春風が吹いて顔や頭にぶつかって来る。

美しい桜だわ!
心を和ませてくれる桜だわ!

一年経ってやっと咲いた桜だもの、美しいのは当たり前。
でも立派な桜も二週間も経てば散ってしまう。

いいじゃないの。大勢の人達に愛されて散って行くのだから。
私等、散っても誰も悲しむ親族は居ない。

其れでも良いわ。
生きていた時より幸福になれるかも知れない。

悪い事はしなかったし、
人を捨てたり、悲しめたり、騙したりはしていない。

残りの人生は何年生きられるか?
医師に聞いても答えてくれない。

「85才迄生きられるよ^^」冗談を言う医師も居た。
沖縄と静岡を行ったり来たりの生活も疲れる。

桜が見たければ飛行機で飛んで行けば見られる。
沖縄も色々な花々が咲いている。

ハイビスカスの街に住み続けてもいい。
人情のある心優しい沖縄に住み続けてもいい。
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ツツジ祭り



東京の懐かしい友人と電話で話をした途端、皆に会いたくなる。
桜が咲く頃になったら、例年なら会えたのにねと残念に思う。 

そんな気持が嬉しかった。私が上京するのは無理なので、
時々電話をくださる約束をして電話を切る。

懐かしい言葉を聞けば、賑やかだった下町の人達の顔が浮かぶ。
今すぐ飛んで行きたい気持に駆られた。

近所の人達が皆、仲良く人懐こく、人情深かった。あれから、
町は、高層ビルとなり、様変わりをしてしまったのは世の常。

賑やかな事が好きな私には、地方の田舎暮らしは、寂しすぎる。
後悔しても、もう後戻りは出来ない。

自分で選んだ人だから、主人を信じて付いて行こうと思う。その反面春から秋迄は一人で沖縄で頑張りたい。

そんな時、
「あっ、今日は、我々の結婚記念日だな!」彼が私に話しかけた。

亡き奥様との結婚記念日を、私に対して話されても知る訳がない。
「いい加減にして!」私は、自分の存在感の無さが情けなかった。

私は、結婚記念日等、一度も言われた事も祝福された覚えもない。
彼が何故、あんな事を言ったのか、問い正すと答えがかえってきたが
理解に苦しむ。

でも亡き人を思い出し供養して貰いたい、
きっと仏様も喜ぶでしょう。

3月1日から22日迄「39回ツツジ祭り」が開催され懐かしい。
今の沖縄は何処へ行っても美しいツツジの花が目に付く。
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されどPCR検査
10日前にPCR検査を受けた。
鼻の中へ検査器具を入れ、
グルグルかき回す気持ち悪い検査だった。
ちょっと疲れたなぁ。
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