2020 12/06 21:56
Category : 12月6日
南の島にしとしと小雨が降り続く。
鉛色の空を見ながら急な坂道を下りる。
一週間も雨が降ったりやんだりして鬱陶しい。
今日の午後、思いも寄らぬ事が起きた。
東方面から雲白く、空が青く太陽が顔を出す。
友達に車で海を回って貰う。
海において選りすぐられた波は、
波消しブロックで砕ける時も光を抱いたままだが、
空色の肌が白く弾けるのは、
広いうねりのいとなみが
ひたむきな交わり合いだったから?
岸辺で佇む人は、
しぶきを浴びなくても濡れてしまう。
「もう帰ろうね。」二人で見つめた海はたった30分。
師走は何かと忙しい。
「貴女がいるから今は凄く楽しい!」
すると彼女は優しく微笑んでいた。
今夜も南の島の空は黙々と黒い雲が流れ、
明日も初冬の雨がふる予感がする。
鉛色の空を見ながら急な坂道を下りる。
一週間も雨が降ったりやんだりして鬱陶しい。
今日の午後、思いも寄らぬ事が起きた。
東方面から雲白く、空が青く太陽が顔を出す。
友達に車で海を回って貰う。
海において選りすぐられた波は、
波消しブロックで砕ける時も光を抱いたままだが、
空色の肌が白く弾けるのは、
広いうねりのいとなみが
ひたむきな交わり合いだったから?
岸辺で佇む人は、
しぶきを浴びなくても濡れてしまう。
「もう帰ろうね。」二人で見つめた海はたった30分。
師走は何かと忙しい。
「貴女がいるから今は凄く楽しい!」
すると彼女は優しく微笑んでいた。
今夜も南の島の空は黙々と黒い雲が流れ、
明日も初冬の雨がふる予感がする。