2016 11/15 20:45
Category : 日記

金柑の白い花が庭中にぱらぱら散って、
真っ青な金柑が少しずつ黄色く色づく頃。
玄関先の楓も真っ赤になったかな、
イチョウの葉も黄色くなったかな。
桜の花が散る前の様に、
楓やイチョウの葉も枯れる前が美しい。
沖縄は、高い山も無ければ紅葉も無い。
風土も違い食生活も多少の違いはある。
近所の人と何回お話ししても言葉が判らない、
特にお年寄りの言葉が判らず若い人の話は分かる。
昨夜のスーパームーンを見た時、
大きな月だわ、そう思いながらじっと見ていた。
私は星や月を見るのが好き、
神秘的で暗い夜を明るく照らしてくれるから。
地球に最も近付いた満月にパワーを感じた。
次に見られるのは18年後とは遠すぎる。
私が眠って居る時も満月は眠らずに煌々と光り、
今朝5時半、満月は眠らずに起きていてくれた。
月を見れば李白の静夜思を呟く。
牀前看月光
疑是地上霜
擧頭望山月
低頭思故郷
静かな秋の夜、寝台の前に月の光が差し込むのを見て
地上に降りた霜かと疑った。
光をたどって頭をあげ 山の端にかかった月を眺めているうち
故郷のことが思い起こされ 知らず知らずうなだれてしまう。
昔の漢詩は寂しさのなかに飾りっ気がない。
日本の紅葉こそ、美しさのなかに風情がある。
赤く染まった道を颯爽と両手をふって歩いてみたい。