2014年07月の記事


蝉しぐれ


この頃は毎日のようにセミがじいじい鳴いて、
暑さを倍増させる感じがしても、真夏なんだわ!

蝉が鳴かなければ夏がきたとは思えない。
蝉は7年間も土の中で暮らし、

地上に出たら精一杯に全力で鳴き、
1週間でその生涯が終わるという。

地上で太く短く生きる為か凄まじい鳴き方をして
私達に何かを訴えているみたい。

もしかして7日の短い一生でも蝉からみれば
70年位の生涯と思っているかも知れない。

だから7日間で色々な経験をしながら命尽きていく、
単細胞な私はふとそう思う。

私も日本人女性の平均寿命まで行きたいとは思わない。
長生きをしても将来、誰も看てくれる人はいないから。

自分が動ける程度のうちにぱっと散りたい。
伴侶の性格からいっても介護をするような人ではない。

だから伴侶が介護をしてくれるように
日々の暮らしの中の習慣で変えられるだろうか。

今も昔も年下の妻が伴侶より長生きをするとは限らない。
若くしても癌等で亡くなっている人は大勢いる。

万が一伴侶が倒れたら、私は自分の出来る範囲内で
頑張って介護をする気持ちでいても先の事は分からない。

伴侶は、リフォームの最後の追い込みに余念がない。
「土用の丑の日だから鰻を食べに行くか届けて貰いたいの。」

問えば、あの粗食の人が鰻等を食す訳もなく叱られて、
何時も通りの家庭料理を作った。

この頃は、海から風に乗り船の汽笛が聞こえ、
ぼーっというあの音を聞くと一抹の寂しさを感じる。

小鳥達は山へ帰り、蝉も眠っているのかしら。
風鈴と汽笛の音を聞きながら私は眠っている。
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素麺

宵っ張りで早寝をすれば23時、そういう時の起床は5時頃。
普段は午前0時に眠り6時前後に起床する。

春秋冬になれば8時間位は睡眠をとっている。
起床時間の遅い主人は午前7時~8時に起床する為、

それまでに洗濯や朝食の支度は終わり
朝食後8時半頃から片づけやお掃除お布団干し等家事を始めた。

依頼されれば縫い物(浴衣等)を始める時もあり、
様々な用事でご近所の方や色々な方達が出入りしている。

お中元を贈って下さった方にお返しをする為の買物を
デパートか大型スーパーに行き、そこから送っている。

今年の頂き物は8割の方が素麺だった。
心のこもった物だから「素麺大好きです。」お礼の電話をする。

素麺と言えば高校生の夏の頃、
麺が増えるように伸びた素麺を食していた。

その頃、極貧だった隣の友達の家は少しずつ裕福になって、
実家とは対照的になっていく。

人の生活は良い時も有れば悪い時もあり、
幸福ばかり続かず不幸ばかりも続かない。

来月、お盆に泊まり客が来る前にお墓のお掃除をし、
義父母達にお墓の前で手を合わせた。

お墓から徒歩8分位で松原そして海がある。
リゾートホテルも有れば湧水もでるので両手ですくって飲んだ。

冷たくてどんどん湧き出るお水は乾いた喉を潤してくれた。
我が町は温泉も出るので行きたい時に何時でも行けて嬉しい。

大暑が明日に迫ってきたが、
一番暑い8月上旬が立秋とは暦の上で秋なんて。。

正岡子規に「夏雲は岩の如く、秋雲は砂の如く」がある。
明日の二十四節気の大暑は今の時節に合っていると思う。

起床後、涼しくなるように打ち水をすれば、
気化熱によって地面の熱が大気中に逃げていく。

また人間の五感に涼しいと訴える効果があると言う。
今夜は熱帯夜になると思い冷たい飲物を飲んでいる。
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初蝉
小暑に入り10日も過ぎ、昨夜は今夏初めての熱帯夜になる。
余りの寝苦しさに途中で目覚めてしまう。

短夜のため1時間は早く起床して寝不足の朝を迎え、
ふと楓の木や松の木の方角から蝉の声かと耳を傾けた。

じーじーじ、やっぱり蝉の鳴き声に間違いない。
本格的な夏がやってきたんだわ。

そういえば一週間足らずで大暑になるんだもの、
蝉が鳴いても不思議ではない。

一年中で最も暑さが厳しい時期でセミが鳴きだし、
二~三日経てば賑やかに鳴きだす。

四季のなかで春の次に好きな夏、
台風がこなければ夏はもっと良いのにと思う。

先日、整形外科に行って骨密度検査をした時、
「良いですね。普通ですよ。」肩や腰痛持ちなのに驚いた。

物心ついた頃から牛乳はお腹を壊すため、
殆ど飲まずに食物からカルシュームを摂取していただけで、
骨密度が普通とは嬉しかった。

昨日の猛暑から今朝は涼しい曇り空の朝を迎え、
窓を開ければすうっと風が舞い込んで心地よかった。

ところが時間を追うごとに蒸し暑い日中になる。
晴れて嬉しいと思う間もなく午後から真っ暗な空と化す。

海が近い市町村の人口は減り、高台のある町へ引っ越して行く。
綺麗な新築アパートでさえ退室し空き部屋が多くなる。

空きアパートが目立つなか、我が中古アパートは空き部屋はない。
入居後、2か月間は家賃無料で3LDKで家賃は凄く安い。

主人が入居者に対する努力は積極的で空き部屋は作らない。
入居者にはできる限りの事をしてあげている。

私生活もこの位真面目なら、言う事はないのだがそうはいかない。
今日は、本屋さんで読みたい本を購入し少しは勉強しなければ。
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富士山に感謝


昨日、台風一過の天候は太陽がじりじり照り付ける真夏日だった。
それでも風が吹いていたので暑さも気にならない。

親友宅に泊まる約束だったが、主人がリフォームに余念がない。
迷った挙句、彼が家に居るなら私も居なければと反省する。

私は台風が上陸すると富士山を見つめながら
「お願い、台風の風を受け止めて、大雨も受け止めて。」
勝手なお願いをする癖がある。

そして無事に通り過ぎると「ありがとう。」心のなかで感謝。
富士山の周りは鱗雲で見えないけれど、

あの日は、雲の移り変わりが早く、
時々、姿を見せたり雲に隠れたりしていた。

10日は、静岡県側の富士山の山開きの日でも
台風の影響か、登山客は余り見えない。

台風は、みるみる間に目も消えて形が崩れると勢力は衰え、
温帯低気圧に変わった。

被害もなく通過してくれた台風8号、ホッと一安心する暇もなく、
台風9号が発生してがっかりする。

フィリピン近海、沖縄南海上の海面水温が30℃と高く、
台風9号が再び沖縄に上陸する嫌な予感がする。

悲しい事に自然の猛威に人間は勝つ事は出来ない。
8号台風は、本州の海面水温が低いから消え去ったのかと、
私は勝手にそんな風に思っていた。

その時その時に対処して今日を大切にしたい。
私のような悪妻でも糖尿の主人の食事に合わせる為、
好物を頂くのは月に二回位しかない。

今夜も、寝苦しい夜になりそう。
我が家は、まだクーラーを使用していない。

しかし、粗食ばかり食すと夏バテをするので、
一日に一度は食事のなかにCalの高い食物を入れる。

雨が降りそうな空に星が輝く光景を見れば嬉しくて、
頑張って光続け暗い空をあまねく照らしてねと願う。
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嵐の前の静けさ


最近は寝付きをよくするために眠る前に運動を始め、
歩く機械を15分位踏むと玉の汗がでてぐっすり眠れる。

膝、腰に力を入れて踏めば身体全体の運動になり、
入浴後と同じように汗をかく。

鈍よりした曇りの今朝、寝坊して6時起床。
あっという間に晴れ間が顔を出し正午迄は暑かった。

所が昼過ぎになれば急に灰色の空と化し、
濃灰色の筋状の雲が流れて富士山も山々も黒っぽく見えるだけ。

雨を含んだ朝顔も生き生きと顔をだし、
風にふわふわ笑っていた。

タチアオイも紫陽花も朝顔も枯れはじめて
しおれそうだったもの。

畑の方を回って来れば向日葵が咲き始め、
夏らしくなって嬉しい。

喜んでいる暇もなく、大型台風8号が明日沖縄に上陸。
宮古島では暴風波浪、特別警報が出された。

老朽化している我が家は大きな台風が上陸する度に
非難勧告が出て公民館に泊まる事が多い。

主人はアパートのペンキ塗り等でシャツがペンキだらけ。
一人退室した後、入居する人の為にリフォームに余念がない。

「7月の台風では過去最大ですって。」私が話しかければ、
「台風なんか関係ない!」叱られてしまう。

本来ならば主人だけ北海道へ2か月行くはずだった、
アパートリフォームが有る為に行く事が出来ない。

うるさいけれど台風等、災害時には用心棒代わりに
居てくれた方が心強い。

台風8号は今後さらに発達を続け、
8日は猛烈な勢力となって沖縄に接近するらしい。

今夜は風がカタコト雨戸を叩き、波の音が聞こえる。
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