悲しい嘘



今朝はいつもの肌寒さはなく暖かな空気が漂う6時起床。
日が伸びて日の出時刻も5時半前後になる。

お彼岸と言う事もあり、起床後すぐにお仏壇にお線香をあげて、
ご先祖様に手を合わせ枯れてしまった香花を取り換えた。

昨日の朝、何となく主人の様子がおかしいので「旅行に行くの?」聞くと
無言で狭い部屋の中を歩いていたが、あっと言う間に姿を消した。

いつもなら旅行に行く時は駅まで自転車に乗っていたけれど
自転車置き場を見れば彼の自転車は置いてある。

彼はバス亭まで歩いてバスに乗って駅に行ったのだと気付いた。
出て行く姿など見ずに玄関の外には出る事も見送る事もしない。

思いおこせば彼の会話を思い出し嘘が多くて悲しい。
私は、主人を夫としてではなく兄のように慕い頼っていただけ。

特に地震や台風などが襲った時臆病者の私は彼を頼り、
心強く思っていたのに今回は3日位は帰らないと思う。

海面水温が高い為か台風はどんどんやってくる。
その反面秋は過ごしやすく美味しい食物がいっぱい。

我が家の青くなった血潮紅葉がひとひらふたひら
赤く色づいて日増しに秋らしくなってきた。

静かな夜に考えてみれば彼は猛暑の日々を休まずに働いていた、
ゆっくり好きな旅を楽しんでください。

私も疲れた時にはお友達のお宅に泊まり
ストレス解消してくるわ。

午後から電気自転車を飛ばしてイオンに買物に出かけたが、
眩暈が襲ってきたので少しの買物で帰宅した。

そういえばこの頃5時間位の睡眠が続き寝不足も影響し、
軽い頭痛もあったが外出してしまった。

今日も湿った空気が入り蒸し暑い日中だった。
風も吹かぬのに樹木の青葉がひらりと落ちていく。