爽やかな風
私は夢を見ていた。私は亡き父が居る前で「お母さん、しっかりしてよ!」
洋服を濡らしてしまった母を叱った。

「お洒落をするくらいの気持ちが無ければ駄目じゃない。」
50代後半とは言え、生活苦でお洒落等できない事は分かっていた。

色々な物が買えずに私の仕送りは生活費に使っていた。
弱々しくなった母が情けなくて悲しくて泣いていた私。

30分位の昼寝で、そんな夢を見ていたが人の声で目覚めた。
お墓参りに行かないので夢にでて来たのかもしれない。

今日は、強い日差しが降り注ぐなか主人と自転車で用足しに出かけ、
滅多に行かない場所迄足を延ばして彼のお付き合いをした。

私には未だ無理だと思いながら「行かなければ駄目だ!」毎日のように
出かける話を聞いていたので3件立ち寄って来た。

20日前後、常食を食べて居なかった為だるいと思いながら
自転車を飛ばし、彼について行った。

公園を通れば青い風が爽やかに吹いて気持が段々弾んできた。
二人とも中古自転車で特に主人の自転車はバッタンバッタン音がする。

どうせ出かけるなら温泉でも連れて行って貰いたい、、、
しかし、彼の心は既に北海道に向いている。

明日から雨が続く気配、おまけに台風が近づき梅雨前線とタッグを組んで、
来週は台風等の被害がでないようにと夜空に願う。