七夕そして小暑
七夕は、1年に一度、織姫星とひこ星がめぐり会うロマンチックな星祭り。
「棚機」(たなばた)は、古い日本のみそぎ行事で

乙女が着物を織って棚にそなえ、神様を迎えて秋の豊作を祈ったり、
人々のけがれを払うというもの。

選ばれた乙女は、棚機女(たなばたつめ)と呼ばれ、
川等の清い水辺にある機屋にこもり神の為に心をこめて着物を織る。
その時に使用されたのが棚機(たなばた)という織機との事。

やがて仏教が伝わると、この行事はお盆の準備をする
7月7日の夜に行われるようになった。

現在、七夕(たなばた)と当て字で読んでいるのも、
ここからきていると言われる。

願い事を書いた短冊を笹の葉に吊るして有る光景を見ると、
幼い頃が懐かしくよみがえる。

笹の葉さらさら のきばに揺れる お星さまきらきら きんぎんすなご。
七夕飾りの作り方を父が教えてくれた思い出がある。

短冊が夕方の風に揺れて、とても涼しい感じがした。
短冊に何とお願いをしたかは覚えていない。

又、今日は二十四節気の1つ「小暑」と暦に記載してあり、
梅雨が明け、本格的な暑さが始まる頃。

これから暑さがだんだん強くなっていく小暑、
先月20日頃から既に真夏日が続いて暑さに慣れてきた。

大雨が降り、太平洋高気圧が張り出し、
週間予報で1週間先まで晴れが予想されゝば梅雨明けらしい。

戻り梅雨の雨音が物悲しく聞こえる七夕の夜、雨粒の涙がこぼれた。