冬を彩る花
冬の海は、人もまばらで押し寄せる波音だけが賑やかに聞こえる。
鴎はキィキィ鳴いて元気に飛び回り、
お魚を狙って時々、海に潜っている。

はぐれたカモメが一羽、私の頭上を飛んでくるりと回り、
海の方へ去っていく。

川沿いには菜の花の蕾が膨らみ、もう数日で花が咲きそう。
只、からから天気に少し雨が欲しい。

去年の夏もひと夏に雨が降った日は幾日あっただろうか。
今年になっても一日も雨が降らない。

アルミガラスの上は雨が降らない為、黄ばんで見える。
さくらんぼの木に残っていた葉も黄色くなって、
花の蕾さえ出ない。

来る日も来る日も空気が乾燥し、
風邪をひいている人が目立つ。

風が冷たくなり、寄せ鍋の中に生姜を摩り下ろしたり、
体温を高めてくれる紅茶の中に蜂蜜漬の生姜を入れて
飲むと身体が温まる。

紅茶に一欠片の板チョコを入れて飲む方法もあるけれど、
外国産ではなく、静岡産〔日本産なら〕の紅茶がいいと思う。

静岡県はお茶の生産量も日本一で癌になる人が少ないらしい。
勿論、どこに行ってもお茶畑が見られる。

日本海側は雪が降り、太平洋側も冷え込みが強い。
我家は海が近いため、風も街中より冷たい。
ロウバイは風に散り、梅の花は満開に近い。