立秋 
昨夜は、大きな船の汽笛がぼーっと聞こえていた。
梅雨明けから雨が一日降っただけの真夏日続きも少しは
涼しくなるのだろうか。

朝、太陽が昇れば蝉の鳴き声も凄く賑やかに聞こえる一方
声もなくばたばた暴れて時々、私にぶつかってくる。
どんどん命を燃やし亡くなっていく蝉。

今日は久しぶりに我が家から富士山が真っ青に見える。
山頂に少し残っていた雪もなくなったのだろうか。
残雪が見えない。

暑い真夏日なのに二十四節季のひとつ立秋なんて思えない。
そういえば来週半ばからお盆がくるので
お墓の掃除、盆棚を作ったり色々な準備で気持ちが焦ってしまう。

外は、相変わらず暑くて歩いていても「暑い!」言葉が出て、
会う人会う人、同じ事ばかり言っている。

水田の苗に稲穂が実ってきた事を数日前に知り、
お米が出来ると思えば嬉しくなる。

昼と夜の時間が同じになる立秋を境に
少しずつ暑さが緩むような気がする。