2010 03/04 17:48
Category : 日記
朝から小雨がぽつぽつ降っていた。
昼前に小雨が止んだので自転車で買物に行き、
帰りは遠回りして川沿いを通った時、菜の花が満開に咲いていた。
海風が冷たくすぐに引き返して我家に帰って来た。
部屋に入った時、今日は母の命日だった事を思い出し、
お線香とお水をあげて両手を合わせた。
母が亡くなったのは、私が29才の頃だから遠い昔になってしまった。
亡くなる1年くらい前から急に寂しがりになり、
私に電話をかけてきて泣いていた。その1年後に亡くなるとは
仕事に追われていた私は夢にも思わなかった。
私の仕事も毎日夜9時迄はしていたが、午後6時に会社の電話が鳴り、
私が出た瞬間、「お母さんが亡くなったわ。」と叔母から聞いて信じられず、
会社の人達に話すと「すぐに実家に行きなさい。」と言われて
事の大変さに気付き走って住まいに帰り支度をした。
急いで母の眠る家に帰った時、青白い顔をしていた母を見て
ショックを受けて涙が止まらなかった。
亡くなる5日前迄は自分の足でトイレまで歩いていた気丈な母、
辛い人生を送っていた私に心配をかけまいと
子供には知らせないで!と父や叔母に言ったと聞いている。
昔、母は私を捨てた事を悔やんでいたと思う。過ぎた事は仕方ない。
私は、どんな環境の中に居ても大丈夫、もう恨んではいないわ。
私は運が悪かっただけ、お母さんこそ天国で幸せになってね。
そして私を見守っていてね。もう二度と逢えぬ母に呟いた。
あの日と同じように今日も冷たい風が吹き、再び雨が降り出した。
昼前に小雨が止んだので自転車で買物に行き、
帰りは遠回りして川沿いを通った時、菜の花が満開に咲いていた。
海風が冷たくすぐに引き返して我家に帰って来た。
部屋に入った時、今日は母の命日だった事を思い出し、
お線香とお水をあげて両手を合わせた。
母が亡くなったのは、私が29才の頃だから遠い昔になってしまった。
亡くなる1年くらい前から急に寂しがりになり、
私に電話をかけてきて泣いていた。その1年後に亡くなるとは
仕事に追われていた私は夢にも思わなかった。
私の仕事も毎日夜9時迄はしていたが、午後6時に会社の電話が鳴り、
私が出た瞬間、「お母さんが亡くなったわ。」と叔母から聞いて信じられず、
会社の人達に話すと「すぐに実家に行きなさい。」と言われて
事の大変さに気付き走って住まいに帰り支度をした。
急いで母の眠る家に帰った時、青白い顔をしていた母を見て
ショックを受けて涙が止まらなかった。
亡くなる5日前迄は自分の足でトイレまで歩いていた気丈な母、
辛い人生を送っていた私に心配をかけまいと
子供には知らせないで!と父や叔母に言ったと聞いている。
昔、母は私を捨てた事を悔やんでいたと思う。過ぎた事は仕方ない。
私は、どんな環境の中に居ても大丈夫、もう恨んではいないわ。
私は運が悪かっただけ、お母さんこそ天国で幸せになってね。
そして私を見守っていてね。もう二度と逢えぬ母に呟いた。
あの日と同じように今日も冷たい風が吹き、再び雨が降り出した。