晩秋の野道 
昨夜は、早めに眠ったので今朝5時起床。
寒さも感じない夜明け前だった。

雀達のさえずり、白鷺が水田で餌を求めて遊び、
声を嗄らしたカラスが電線の上から
食べ物を探しながら鳴いていた。

家族が起きてくる7時半には日差しの眩しい快晴の天気になり、
洗濯物を干し終える頃は、隣に建設工事をする人達の車が続々と
入ってくる。

昨日、「申し訳ありません、土、日も工事させて頂きます。」と
丁寧に挨拶に来ていたので騒音がする事は予測していた。

これほど暖かな日中は滅多にないと思う程過しやすかった。
富士山中腹まで真っ白な雪化粧になり、
浮雲がいっぱい浮かんでいた。

山肌がくっきりと見え、清々しい程の快晴に恵まれた。
青空に空気が澄んで、田園を散歩する人達の影が動いて
綺麗な空気を胸いっぱいに吸い、私は野道を少し歩いた。

枯れはじめた野道は、風がちょっと冷んやりして背中が寒くなり
我家に帰って来た。