梅雨 
しとしと小雨がふっていた今朝、5時起床。
誰も起きていない早朝にPCを触った後、朝食の支度をした。

うっとうしい梅雨の雨は、風に流され斜めに降る感じがする。
淡いグリーンの四角い柿の周りを青葉が囲むように

雨に濡れて風にふわふわ揺れている。
昨日まで続いていた晴れの蒸し暑い日中を忘れるくらい

梅雨らしい雨が降っている。人は、昨日迄は暑い、暑いと言い、
雨が降れば、「雨に外出するのも嫌になっちゃう!」言いたくなる。

この雨の中を餌を探しているのか、雀が慌てた様子で飛んでいく。
鴎が四羽、水溜りに舞い降りてキイキイと賑やかに鳴き、

あっと言う間に消えてしまった。
夕方、ぱっと空が明るくなった頃、久しぶりにお友達に会いに行き、

久しぶりに笑った。雨上がりの水田は、青さが増し青々と美しく
「綺麗な色だわ。」と思っている間に空が暗くなりはじめる。

血潮紅葉の赤い葉は消え、青葉に色を変えて風にかさかさ音を立て、
季節は、6月も終わろうとしている。