雨に濡れた梅  
夜の雨は、春雨のようにぽつぽつ降って子守唄のように優しかった。
そして今朝、うとうと夢を見ていたような気がした。

何の夢か、すぐに忘れてしまう。
雨足は、時間を追う毎に強くなり、午前5時に目覚めてしまった。

寝不足続きで6時起床でも十分間に合ったのに
この先の事が心配でならない。

遠隔地に遅くも晩夏から住みたいと言う主人の気持が、
くるくる変わるため、少し疲れてしまった。

昨夜から降り続く雨で、満開の梅がぱらぱら散ってしまいそう。
梅を散らさないでね! と雨に伝えても雨はお構いなしに降っている。

空気が乾燥していたので恵みの雨になり、
花粉症の人には、嬉しい雨ではと勝手に想像してしまう。

今にも桜の花が咲きそうなさくらんぼの木も、
雨に打たれて落ちなければと気にかかる。